リチャード・リンクレーター監督作品「ヌーヴェルヴァーグ」を観る

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8月2日月曜11:00の回。セントラル劇場最前列中央のいつものリクライニングで。

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結論

ジーン・セバーグの魅力、ゴダールの奔放な天才性と独裁的な映画作りにともに情熱を燃やす仲間たちの制作風景は映研の自主映画作りにも似て、あこがれを感じる反面、自分のヌーヴェルヴァーグの基礎知識あまりにもなく、おもしろさは半減か。

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概要・あらすじ

「6才のボクが、大人になるまで。」「ビフォア」シリーズのリチャード・リンクレイター監督が、1950年代後半のフランスで起きた革新的な映画運動・ヌーベルバーグを代表する作品として知られるジャン=リュック・ゴダール監督作「勝手にしやがれ」製作の舞台裏を映画化。映画史に革命を起こした若者たちの姿を、フランス映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描き出す。

1959年、フランス。映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」で執筆活動をしていた28歳のジャン=リュック・ゴダールは、フランスの若手俳優ジャン=ポール・ベルモンドとアメリカの人気女優ジーン・セバーグを主演に迎えた長編監督デビュー作「勝手にしやがれ」の制作を開始する。ゴダールの斬新で自由奔放な撮影手法に周囲は振り回されるが、映画づくりへの情熱を共有した撮影現場は活気に満ちていく。

「勝手にしやがれ」のスタイルにならい、アカデミー比率(1:1.37)の白黒映像、全編ほぼフランス語で、キャストもジーン・セバーグ役のゾーイ・ドゥイッチ以外はほぼ無名の俳優陣で固めた。主人公ゴダール役には、写真家やモデルとして活動していたギョーム・マルベックを起用。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

2025年製作/106分/G/フランス
原題または英題:Nouvelle Vague
配給:AMGエンタテインメント
劇場公開日:2026年7月10日

ネットより引用

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感想

サイエンスSURUが構築する「攻殻機動隊」アニメシリーズの制作の舞台裏を描くアマゾンプライムのyoutubeを見ました。300人のスタッフの協働で作られていく中で印象に残るのは、各スタッフの創意工夫が作品のクオリティを向上していくというくだりです。

映画「ヌーヴェルヴァーグ」の中で描かれる「勝手にしやがれ」の制作は「攻殻」と正反対の手法で紡ぎだされていく姿を見せていきます。監督による独裁と呼んでもいいかもしれません。

シナリオ・撮影の仕方・撮影の場所・・・それらはすべてゴダール監督の頭の中だけにあり、ゆえにアイディアが浮かばないときは「今日はなし」ということに平気でなってしまう。

これに怒り狂うのは金を出しているプロデューサーだけで、他の出演者やスタッフが文句を言わないのはゴダールの天才性を信じているからでしょうか。ジーン・セバーグはやめたいやめたいと言っていましたか。でもそれは夫への繰り言の中だけでのことで、撮影に入ると不思議に楽しそうにやってました。

私は「勝手にしやがれ」をはじめとするヌーヴェルヴァーグの映画群を見たことがありません。ですから「勝手にしやがれ」のあの部分がこう描かれてるとかの楽しみはなく、また映画の中に出てくる多くの人々のプロフィール写真的な映像を見ても、あー似ているという面白さもなかったわけです。

印象に残っているのは、ジーン・セバーグの美しさや軽やかなダンスの魅惑です。「セシルカット」のベリーショートはトレードマークでやはりかわいいですね。本作の中でもよく出てくる、夫の弁護士モレイユは後に映画監督になりますが、それはゴダールをはじめとする映画人の影響があったことは容易に予想できますね。

ゴダールの独裁的な映画作りを目の当たりにし、できた作品がヒットして大儲けする姿を近くで見たらそうなるのも頷けるいうものです。しかしそれはゴダールの天才性あってのこと。モレイユが撮った短編がヒットしたかどうかはわかりません。この短編には当時すでに離婚していたセバーグを起用しています。

セバーグは生涯30本の映画に出演するもヒット作に恵まれなかったということですから、モレイユの短編もヒット作ではなかったと推測できますね。

「ブルームーン」の会話劇にリンクレーター監督の見事さを発見し、本作も見ようと思ったわけですが、本作はもうひとつかな。

samon
samon

ゴダールの天才性、それに魅了されてともに情熱を燃やす映画人たちの姿を活写した本作。中学や高校の映画研究会で自主映画を作成する若者の情熱に魅力を感じるのと同じ共感を感じましたが、ヌーヴェルヴァーグをあまりに知らない私にはいまいちの作品でした。

コメント

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