
福岡のMAXオーディオさんが毎年夏にやってくれる耳の保養。ありがとう
結論
講師の小野寺氏によるアナログの魅力の再確認と新しい視点がとても参考となった。今後もアナログを愛していく
概要
本イベントでは、アキュフェーズやテクニクス、デノン、マランツ、ラックスマン、TAD、KEF、エソテリック、LINN、McIntoshなど国内外の有力ブランドが参加し、各社の最新機器やフラグシップモデルの展示、特別価格販売を実施する。
会場はA〜Dの4つの試聴ルームで構成され、それぞれ異なるブランドやシステムによるデモンストレーションを実施する。また、7月4日(土)はオーディオ評論家の小野寺弘滋氏によるデモ講演を予定。11時30分からBルーム(ノア)、13時からAルーム(ラックスマン/テクニクス)、15時からCルーム(TAD)にて、それぞれ実施される。
ネットより引用
感想
中核都市である長崎市にオーディオショップは皆無です。唯一あった「オーディオクラフト」さんはずいぶん前にご主人が亡くなって店を閉めてしまいました。オーディオセクションが充実していた「浜電機」や「電気のカホ」はもう形もありません。
そんな状況の中で福岡のオーディオショップ「MAXオーディオ」さんが年に1度7月に行ってくれる「西九州ハイエンドオーディオフェア」はとても貴重なイベントです。オーディオ好きの友人を誘って出かけてみました。
11:30からのBルームではソナスファベールのスピーカーを聴きました。今回のイベントには「ステレオサウンド」誌などに寄稿するオーディオ評論家小野寺弘滋氏が講演します。メインの公演は13:30からですが、サブとしてあと2回お話をされました。1回目がこの部屋。

視聴はアナログ中心で最初がドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」冒頭の「I.G.Y.」様々な楽器がスタジオ録音され音場が人工的にミキサーで作られた曲です。非常にクリアで、どの楽器も明瞭に聞こえてきます。
次に対照的にスタジオ内でプレーヤーが合奏し、まさにその場の音場が収められているアート・ペッパーの「You’d Be Nice to Come Home To」左スピーカーからアート・ペッパーのアルトサックス、右からベース・ドラムス・ピアノのリズム隊が聞こえてきます。
小野寺氏の主張は「楽器の編成や音場などを知って聴くともっとおもしろい」ということでした。
音場は特にクラシックの音楽ファンは気にするところで、弦楽器の後方に木管楽器が、その後ろに金管楽器がというような位置関係が録音から判断できるかをひとつの楽しみとしているところもあります。小野寺氏の主張はとても納得のいく話です。
メインの講義は90分と大学の講義なみのボリウムがうれしい。テーマは「アナログの魅力を語る」使用機器はテクニクスのレコードプレーヤーにラックスマンのプリメインを合わせます。ラックスマンは100周年記念モデル「センチニアル」
先ほどのドナルド・フェイゲンの「I.G.Y.」からスタートし、女性ボーカルから、クラシックまで幅広く非常に録音のよいアナログディスクが紹介されました。サン・サーンスの「死の舞踏」はかなり前の録音にもかかわらずとんでもない生々しさでした。

小野寺氏はクラシックの奏法等にも詳しく、「スルタスト(指板よりを弾きやわらかい音を出す)」や「スルポンチチェロ(駒よりを弾き、金属的な音を出す)」などの言葉も飛び出しました。そのような奏法やミュート・ピチカートの音色について知ることは観賞の楽しみを増すという話でした。この話題はこれまた生々しい録音のラヴェルの弦楽四重奏曲の2楽章をもとに話をされました。
CD全盛期の時代、友人や先輩たちはこれまで持っていたレコードを手放し、CDへと移行していきました。「これからはCDだ。レコードはお前にやる」と私は無料で多数のレコードとさらにレコードプレーヤーまで譲り受けました。
私はCDよりレコードの方がいい音がするという体験がありましたので、喜んでもらい受けたのでした。その体験というのが、ある音楽喫茶でヘンリク・シェリングのシャコンヌを聴きいたく感動しました。むろんレコードでの演奏です。
後に同じ音源のグラモフォンのCDをやっと手に入れ、勇んで聴いたのですがこれが全然感動しないのです。このときレコードにはCDでは伝えられない何かがあるに違いないと確信しました。ゆえに私はレコードをその後も手放さずに聞き続けてきました。
現在のアナログレコードの再認識もさもありなんと思うし、自分の耳にも自信がもてました。レコードの再評価は新たな装置の開発を促し、さらに音が良くなる良循環を生んでいると思います。ただ、装置の単価はちょっと手が出ないものも多いのは困りものですが。
さて今回のオーディオフェアでは、ハードの購入まではできませんでしたが、毎年開催してくれるマックスオーディオさんに感謝の意味を込めて、中古レコードを3枚と雑誌「STEREO」7月号を購入させてもらいました。ちなみに雑誌の特集は「THEアナログ」でした。

マックスオーディオさん毎年ありがとうございます。大感謝です。いつかはハードも購入しようと思ってます。

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