
第二小隊の仲間たちの現在の姿が小説になって戻ってきました。
結論
パトレイバーファンなら一気読み必至。頭の中で第二小隊のキャラたちが動き出す。常連さんもいつの間にか脳内アニメ化してしまうおもしろさ
概要・あらすじ
機動警察パトレイバーのシリーズ構成・脚本を務める伊藤和典が自ら執筆する、正統(?)続編、小説『寿司屋の後藤』が、2026年6月25日、株式会社文藝春秋より発売されます。
パトレイバーオフィシャルサイトより引用
後藤隊長が寿司屋に!?あの日から30年、元・特車二課第2小隊隊長・後藤喜一は、寿司屋になっていた!?
後藤が、熱海で営む小さな寿司屋。
店にたむろする愛すべき常連たちと、そこを訪れる旧・特車二課の面々。
遊馬、野明、太田、進士、山崎、香貫花……そして――
彼らは何を語るのか――?同上
感想
物語開始時に泉・遊馬が20歳、最年長で既婚者の進士でも27歳、一番若い香貫花は19歳ですから、ほぼ全員今は50代。後藤は70代ということになります。
30年の年月で隊員たちに何があったのかが、本作ではうっすらとわかるようになっています。寿司屋の後藤の店に一人一人とやってきて語っていくからです。それを支えたりあるいは本流になるのが、現在の店の常連たち。

芸子見習の莉子をはじめ、ブンさんウサミミさん善さんヒヨちゃんなどなかなかに個性的な常連たちが後藤の握る地元のネタだけの寿司を肴に、かわす会話が絶妙で絶品です。
元隊員たちはもちろん第二小隊のメンバーでなくなっているわけですから、戦闘シーンやアクションシーンはできないわけですが、そこはそれ常連さんの夢の中(?)で不気味な怪獣との一大アクションが展開しますのでお楽しみにどうぞ。
頭が白くなった後藤隊長を想像しつつ、読むほどに頭の中でキャラクターたちがアニメーションをなって動き出します。
常連さんたちも読む人がそれぞれにキャラクターデザインして第二小隊隊員たちとともに動き出します。これはおもしろい現象だと思います。
過去の特車二課の活躍やエピソードに関しては、劇場版の2つが登場してきます。OVA版いわゆるアーリーデイズやTVアニメのエピソードは出てきませんね。劇場版1のバビロンプロジェクトにおける箱舟の崩落に第二小隊が関わっていたことは公表されない秘密となっているようです。
その後のバビロンプロジェクトがどうなったかもわかりますよ。お楽しみに。

そして最後に登場するあのお方との関りで劇場版2のことも登場します。あのお方と後藤との関係はやはりここでも大人の甘酸っぱいエンディングで幕引きとなります。

パトレイバーファンには一気読み必至の一冊。劇場版の2作品を見直してみたくなりました。おススメ!

コメント