
「HELP」や「ランニング・マン」と同時期2026年正月封切りの本作がなんともうアマプラに登場。何この速さ!
結論
動かないクリスとバストショットだけのファーガソンがなんとももったいない使い方
概要・あらすじ
主人公レイヴン役をクリス・プラットが務め、AI裁判官のマドックスを「ミッション:インポッシブル」シリーズのレベッカ・ファーガソンが演じる。監督は、「search サーチ」のプロデューサーとしても知られるティムール・ベクマンベトフ。プロデューサーに「オッペンハイマー」「ダークナイト」のチャールズ・ローベン。
2026年製作/100分/PG12/アメリカ
原題または英題:Mercy
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2026年1月23日ウェブより引用
凶悪犯罪が増加し、厳格な治安統制のためにAIが司法を担うことになった近未来。ある日、敏腕刑事のレイヴンが目を覚ますと、妻殺しの容疑で〈マーシー裁判所〉に拘束されていた。冤罪を主張する彼だったが、覚えているのは事件前の断片的な記憶のみ。自らの無実を証明するには、AIが支配する世界中のデータベースから証拠を集め、さらにはAI裁判官が算出する”有罪率”を規定値まで下げなくてはならない。無罪証明までの〈制限時間は90分〉。さもなくば〈即処刑〉――。
公式HPより引用
感想
目が覚めるとAI裁判のイスに座らせられている。裁判とはいえ、手はイスにつながれ身動きはできない。裁判を傍聴する人もいなければ陪審員もいない。究極はそのイスでそのまま処刑されてしまうという人権無視の裁判状況です。

この状態に至ったのは治安の悪化と犯罪者の異常な増加。人は放っておくと悪に染まる性悪的な生き物なのでしょうか。こうなる前に人間の知恵で何とかならなかったのか?というような状況はすっ飛ばして、全知全能なAIに人を裁く権限を与えてしまった話です。
AI裁判官は機械でありながら女性の姿で被告の前に登場します。この姿は被告により男にもなったり、強面になったり、逆に優しげになったりと変化するのかもしれません。クリス・プラット扮するレイブンという敏腕刑事には、レベッカ・ファーガソンのえらの張った正面顔が対応します。名前もあってマドックス。人が裁いているように見せかけるまやかしでしょうか。
肉体派のクリス・プラットがずっとイスに縛り付けられて、データ処理で自分の無実を証明しようとするのが、映画的にとてももったいない気がしました。その分ラストが生きるともいえますが。
「デューン」で魅惑的でミステリアスな母親役が心に残ったファーガソンはモニターの中でいつもバストショットです。まあこれも映像的にもったいないなあと思います。スタイル抜群の彼女ですから。

映画の主役は防犯カメラの映像になってしまってはいないか?防犯カメラ映像はドキュメンタリー感を高める効果はあると思います。ドキュメンタリー感とAI裁判所の思いっきりフィクション感がバランスを取りつつ進む映画でした。
妻殺しの犯人がはっきりし出してからは本作のクライマックス。爆弾満載のトラックがAI裁判所とクリス・プラットを破壊しようと向こうから近づいてきてくれます。
クリスの手錠が外れ、やっとお待ちかねのアクションシーンが爆発。最後でスッキリするというわけ。
手錠を外してやるときのファーガソンが戸惑ったような人間的な表情を見せるのはおもしろかったかな。
独裁者が市民を見張るために設置した監視カメラ画像が他国にハックされ、その情報で独裁者が殺されてしまったのが、イランのハメネイ師爆殺。中国の習近平もこの事実に驚き恐れていることでしょう。彼も市民監視のカメラを徹底して設置したのですから。
監視カメラがすべての行動を記録し、それが裁判の証拠とされていくならば、その記録が改ざんされて新たな冤罪事件が発生する恐怖も生まれてきます。人を裁くことの難しさを感じます。
美しい主役二人を映画的に美しく撮影しなかった何かもったいない映画という印象が残りました。

アマプロ最速はよかったけれど、アマプロ広告がむごすぎます。始まる前に150秒以上も見せられ、途中にも何度も・・・。Netflixに入会しちゃいました。アマプロはこのままでは見向きもされなくなるかも。改善を求めます。

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