僕だけがいない街

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三部けい作「僕だけがいない街」本編8巻完結まで読了しました。この後、べつの登場人物たちの視座でのストーリーが展開する9巻が出ている。何度も過去へジャンプ(再上映 リバイバル と呼ばれている)しながら展開する、北海道での小学生連続殺人事件の解決までのストーリーは複雑で、時折思考がついて行けないときもあった。が、魅力的な登場人物たち、ヒナ、ケンヤ、お母さん、八代先生や何より主人公悟の不屈の精神に支えられ、読了できた。感謝したい。むろん、現実には人生の再上映はできないのだけれど、「足らない何かを埋めるために」いつだって最初からやり直せないことは無いのかも知れない。常に明日に向かって一歩足を進めることの大切さを教えてくれる物語であった。

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