10CC「びっくり電話」

Others
スポンサーリンク

CD再試聴。10CC「びっくり電話」を聴きました。驚くべき完成度のアルバムである。どの曲もこりにこっており、かねてからの愛聴盤であった。今回エソテリックが気づかせてくれたのは、細かい音のクオリティの高さはもちろんだが、それらをトータルするアルバムとしての統一性かもしれない。ヒプノシスが手がけたジャケットはそれを象徴する。全員が電話をかけている。電話でつながった二人の関係は様々である。終曲「電話を切らないで」は、夫が必死に昔の甘い思い出を語るのだが、その返事は・・・。ジャケットの写真のようにかつて電話はコードで一人と一人の人間をつなぐ物だった。コードがなくなった最近はもう、一人と一人でなく最大200人と話せたりする。人と人を密かにつないでいた秘密のつながりも、コードと共に消え去ったのだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました