
5月初旬公開の作品がもうアマプラで見放題。アマゾンの映画でした。
結論
家族みんなで楽しめ、なおかつ深い示唆に満ちた作品。アニメーションと実写の融合の自然さに驚くこと間違いなし
概要・あらすじ
主役のジョージを演じたヒュー・ジャックマンを始め、アカデミー賞®受賞のエマ・トンプソン、若手の注目株のニコラス・ガリツィンらが出演。
監督は『ミニオンズ』で共同監督をつとめたカイル・バルダ。
脚本、原案はクレイグ・メイジン。公式HPより引用
イギリスの田舎町で、愛するひつじたちと共に一人で暮すひつじ飼いのジョージ。彼は毎晩、たくさんのひつじたちに探偵小説を読み聞かせています。
彼らが物語を理解し、その時間を楽しみにしていることも知らずに・・・
ある日、そのやさしいジョージが死体で発見されます。これが事故だと信じようとしないひつじたちは、最も賢いリーダーのリリーを筆頭に、老若雄雌!?のひつじたちが結束して捜査を開始!
手がかりを追ううちに、ジョージには47億円の巨額な遺産があったことが発覚!
みんな、みんな、あやしい!果たしてひつじたちは犯人を見つけ出し、愛するご主人の無念をはらすことができるのか??同上
感想
5月8日劇場公開の作品が6月にアマプラ配信とは、早すぎではないですか?そのわけは映画会社のクレジットで判明。アマゾンの→マーク。アマゾンの映画でした。
映画『ひつじ探偵団』の原作は、ドイツの作家レオニー・スヴァンによる同名ミステリ小説です。2005年にドイツで出版され世界的ベストセラーとなり、日本では早川書房(ハヤカワ文庫)より刊行されています。
AI jemini回答

デジタル技術による、実写とCGの完全なる融合体といってよいと思います。
映画『ひつじ探偵団』(原題:The Sheep Detectives)に登場する羊たちは、すべてCG(VFX)で描かれています。本物の羊や生成AIで作られた映像ではありません。
この作品の羊たちは、世界最高峰のVFXスタジオである「フレームストア(Framestore)」(『パディントン』や『ファンタスティック・ビースト』などを手掛けたスタジオ)のアニメーターたちが、すべて手作業による高度な3Dアニメーションで制作しています。
同上
国会を空転させているどこかの中傷動画のような粗雑な生成AI動画とはわけが違います。デフォルメを避け、自然な羊の毛並みの再現には驚きます。同時に登場する羊たちの個性は十分伝わり、誰がどの羊かが実に明瞭です。
集団シーンにおいても自然に見えるように1頭1頭描いているらしい。人の作業の尊さというものは到底AIなどに凌駕されるものではありません。
なおかつ羊たちの心理を観る者に伝える表情の細やかさ。それが実に自然に描かれているのも凄いことだと思います。
ヒュー・ジャックマン以外はほとんど知らない役者ばかりです。その中でエマ・トンプソンの名前は知っている。ハリー・ポッターシリーズは見ていませんがカズオイシグロ原作「日の名残り」の女中頭役は強烈に記憶に残っています。今回は明晰な弁護士役で映画に花を添えています。

ひつじたちの行動は人間のそれを暗喩しているものがいくつもありました。例えば草の上でいつも暮らしているひつじたちにとって人間の作った道路に踏み出すことが恐怖であるシーンがありました。リリーは勇気を出してついに一歩を踏み出すわけですが、その勇気が出ずに現状に残ってしまうことは私たちの前に何度も出てくるのではないでしょうか。
一歩踏み出した者に新しい未来は開ける。でもどうしてもできない人もたくさんいることでしょう。この映画はそんな人の背中を押して「がんばれ」といっているように思えます。
忘れたい嫌なことは人生の中で何度も現れます。それを乗り越えて強く成長していくことが理想でしょうが、そうできない人がいることを示唆するのが、ひつじたちの「1・2・3で忘れてしまう」という技術です。そこには発展はなく現状に甘んじてしまうだけの生き方になってしまう。この作品ではこれを逆説的に私たちに示しているように思えました。

トンマでおバカな巡査がひつじたちの与えてくれるヒントで見事にジョージ殺害事件を解決するのは笑えます。人間て愚かで賢い?
もう一つ印象的なのは「冬生まれ」の名前もない子ひつじ。生まれゆえに虐げられてしまうこの子の存在はすぐに「黒人」あるいは「ユダヤ人」を想起させました。孤高のセバスチャンも「冬生まれ」虐げられてきたのに強く賢く成長しています。障害が強さを育てることを感じます。
さてジョージを殺害した犯人は誰でしょうか。それは本編をご覧ください。
「メイドが犯人よ」

家族みんなで楽しめて、深く考えさせる部分もある本作はすばらしいと思います。ぜひご覧ください。超おススメ!

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