モーガン・ハウセル著「サイコロジー・オブ・マネー」読了 歴史は株式の地図にはならない 人間心理によって動く株式を多くのエピソードで平易に説く

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結論

短い章立てで、平易な文章で説かれるお金に対する「心の持ちよう」。さくさく読めて、納得もできます。最後の著者の「投資」の考え方は、私とちょっと異なるものの、堅実な戦力ではあります。

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概要

世界が絶賛! 超話題のマネー本がついに上陸。破産した大富豪と10億円もの資産を築いた地味な清掃員。2人にあった違いとは? 資産を築けない人の特徴、そしてお金を手にし続けるために大切なマインドセットを紹介する一冊。もうこれで、一生お金に困らない!

googleBooksより引用
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著者 モーガン・ハウセル

ベンチャーキャピタル「コラボレーティブ・ファンド社」のパートナー。
投資アドバイスメディア「モトリーフル」、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニスト。米国ビジネス編集者・ライター協会Best in Business賞を2度受賞、ニューヨーク・タイムズ紙Sidney賞受賞。妻、2人の子どもとシアトルに在住。

ダイヤモンド・オンラインから引用

感想

貯蓄を成功させるためには、目的を明確にせよとよく言われます。家を買うために、車を買うために・・・。目的の明確化が、貯蓄のモチベーションになるということでしょうか。

著者は「私たち(夫婦)が貯蓄をするのは、予想外の出来事に対処するためだ」と述べます。

株式の売り時は「お金が必要になったときだ」ともよく言われます。著者は、「保有する株式を売らざるを得ない状況には絶対陥りたくない」と考えています。なぜなら

「株を長く保有できれば、複利の恩恵を受けやすくなるから」ということです。そのために「予想外の事態に備えて」現金を貯金しておくというわけです。

現金と株式のポートフォリオの割合を考えるときに参考となります。60を越えた私のような高齢者には必要な考えだと思います。著者自身「私たちはリスク許容度が低いのかも知れない」と正直に述べています。

著者は自己の投資方針についても終章で述べています。それは実にシンプル。

「低コストのインディックスファンドにドルコスト平均法で投資することが、ほとんどの人にとって長期的に成功する確率の最も高い投資法である」

同様のことを山崎元氏も「ほったらかし投資」の中で述べている。きっと有効な戦略なのでしょう。

しかし、インディックス投資は「つまらない」というのが最大の問題点なのです。

投資を趣味として考えると、つまらない趣味は最悪です。おもしろくない趣味など続ける意味はありません。

結局投資をどう考えるかという点に行き着くような気がします。これはやる人の考え方次第でしょう。

私の場合は趣味性も持たせたいと考えます。だから今はいろいろ手を出しています。趣味と考えれば、多少のリスクや損失もしかたありません。

samon
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最終部分で私は著者の考え方とすこし異なることがわかります。ですが、そこまでの各章は平易な言葉でわかりやすくお金に対するマインドセットを説く良書ではないかと思います。よかったら読んでみてください。土井首地区ふれあいセンター図書室にも入る予定です。

コメント

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