敬老の日の振り替え休日。長崎の音楽界の未来を支える子供たちの演奏に笑顔で浸りました。
結論
演奏はすばらしいのですが、会場が悪すぎます。カナリーホールに戻すべきです。
ジュニアオーケストラながさき
2005年、長崎市近郊のヴァイオリン、チェロの指導者等によって設立された県南部で活動するジュニアオーケストラ。毎年定期演奏会を開催し、ながさき音楽祭、長崎歴史文化博物館のれきぶんミュージアムコンサート、長崎ブリックホールのラウンジコンサート、長崎市音楽祭にも出演している。弦楽器を学ぶ子どもたちにオーケストラを体験できる機械を提供し、オランダライデン市での公園を通じ、子どもたちによる国際交流を実現させたことにより、2021年長崎県地域文化賞を受賞した。
ネットより引用
感想
リュートの為の古風な舞曲とアリア（レスピーギ）
大好きな曲です。技術的にも高いものが要求されると思いますが、子供たちはよい音で真摯に弾く姿がすばらしかったです。
賛助者の支えが見事で、２本のビオラの音はよく響いていましたし、低音楽器のチェロ・コントラバスの3人の方は抜群の安定感がありました。低弦は音程がよくて本当に気持ちがよかった。
バイオリン協奏曲「恋人」及び「海の嵐」（ヴィヴァルディ）
このオーケストラとずっと共演を重ねているバイオリンの瀬﨑明日香さん登場です。ピンク色のドレスがすてきです。
彼女の弾き振りでのヴィヴァルディのコンチェルト。にこにこと笑顔での演奏です。子供たちとの共演を楽しんでおられるのが感じられます。
瀬﨑さんのソロは、フォルテとピアノの差を大きくとって、ダイナミックな表現が心に残りました。
オーケストラもよくつけて、華やかな協奏曲を描いていきました。
ただ会場の音響がもう少し良ければ、瀬﨑さんのバイオリンはもっともっと聴く人の心に刺さっていっただろうと思います。カナリーホールでの演奏を望みます。
水上の音楽（ヘンデル）
ホルン・オーボエ・ファゴットの管楽器が加わって、有名なヘンデルの名曲を演奏します。
オーボエ・ファゴットのソロは安定していて安心して聴けました。ホルンは少し外れる音が多かったようです。難しい楽器なのでしょう。
全体に音楽が単調で退屈する時がありました。
ジブリメドレー＆葉加瀬太郎メドレー
子供たちの共感も大きいのでしょうか、このパートの音楽は生き生きとしていました。あまたあるジブリの名旋律を短く沢山つなげている編曲はよかったです。
葉加瀬のヒット曲3曲もよかったですね。最後の「情熱大陸」はいやがおうにも盛り上がります。
黒のパンツルックに着替えた瀬﨑さんが第1バイオリンに加わって演奏しました。彼女のあたりからものすごい圧の音が聴こえてきたので驚きました。プロの音のすごさを実感します。
となりの子供との弓遣いの違いが、見た目にもはっきりしていて、バイオリンの音作りの源が右手にあることを痛感しました。
毎年楽しみにしているコンサートですが、今年は会場の音響の悪さが残念でした。さらに収納式のイスは非常に不安定で、となりのおじいさんの貧乏ゆすりで、イスがゆさゆさ揺れて全然集中できませんでした。会場をカナリーホールに戻してください。会場選び重要です。
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