黒沢 清監督作品「CLOUD(クラウド)」すべての背景や関連があいまいな不思議な作品

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samon
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昨年後半公開の作品がもうAmazonPrimeVideoに登場。びっくりですね。高橋ヨシキらBLACKHOLEの面々が絶賛していたので観てみました。はたして。

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結論

コメディですか?笑えなかったけど。登場人物の関連がわからず、テーマがぜんぜん伝わってこない。

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概要・あらすじ

世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井。彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしてゆく。誹謗中傷、フェイクニュース――悪意のスパイラルによって拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめる。やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていく……。

主人公・吉井を務めるのは、日本映画界を牽引する俳優・菅田将暉。吉井の周囲に集う人物を古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝ら豪華俳優陣が演じている。 監督は『スパイの妻』で第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した黒沢清。生き物のように蠢く風や揺らぐ照明、ぞくりと刺さるセリフ、雰囲気抜群の廃工場――前半はひたひたと冷徹なサスペンス、後半はソリッドで乾いたガンアクションと、劇中でジャンルが転換する斬新な構成で観客を呑み込んでゆく。インターネットを経由する“実体のない”サービスの名を冠した映画『Cloud クラウド』。

“誰もが標的になりうる”見えない悪意と隣り合わせの“いま”ここにある恐さを描く本作が、現代社会の混沌を撃ち抜く。

公式HPより引用

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感想

人気俳優菅田将暉を擁した黒沢ワールド。冒頭倒産した(?)医療器具工場の残った機械を買いたたく菅田と憎しみを募らせる社長夫婦。穏やかに「売るかやめるか」の選択を促している菅田に一方的に憎しみを増幅させる不条理を提示します。

菅田はクリーニング工場に勤めながら、転売ヤーもやっているわけですが、工場の上司(荒川良々)から若手のまとめ役をたのまれますが、それを断り工場もやめることにします。転売がおもしろくなっており、苦手な役を頼まれたのを機に辞職しようとするのはまったく理にかなったことです。それに対し一方的に憎しみをもつ荒川もまったく不条理です。

恋人秋子(古川琴音)も実に不可解な人物です。働いている感が全然ありません。菅田に依存してはいますが、湖畔に転居後は専業主婦同然で、群馬の田舎生活故かいらいらが増幅し、ついに「つまらない」ので出て行ってしまいます。菅田との関係が全然わからない不気味な女です。

菅田に雇われたバイトの男佐野(奥平大兼)に古川は「あたしに一度も手を出さなかったわね」といいます。自分に手を出さない男などはいないとばかりの、下卑た女でもありました。わけのわからない不気味な女として描かれます。

バイトの奥平もこれまたまったく正体不明の男です。巨大な裏組織とつながっていて、「死体は全部処理しますから」とか平然と言います。何のために菅田に近づいたのか?

窪田正孝も無駄遣いな気がしました。

エンディング近くで、菅田と奥平が交わす会話のシーンでは、窓の外が不気味な色の夕焼けが印象的です。この映像は黒沢の作品の定番でしょうか。何かの映画のバスのシーンとか思い出します。何の映画だったっけ?

定番と言えばもちろん、半透明のビニールシートも出てきますね。黒沢スタイルがそこここに出てくるのでファンにはうれしい作品。

後半のガンアクション展開は新味なのでしょうか?拳銃って素人がすぐに撃てるものかなあ。

小さな憎悪が増幅していく恐怖というテーマは、突然のガンアクション映画への展開であまり印象に残りません。

各登場人物の関係があまりに曖昧模糊としているがゆえに、腑に落ちないことだらけです。これが黒沢映画カラーと言われればそれまでですが、彼の作品が好きになれない理由もそんへんにあるような気もします。

samon
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黒沢の過去作で見られた「いやーな」感じも本作はあまりなく、残念ながらBLACKHOLEの皆さんの絶賛が理解できませんでした。コメディとしてみるべきなのでしょうか?笑えなかったけど。それにしても過去作「叫」での葉月里緒菜の空飛ぶ幽霊は怖かったけどなあ。

コメント

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