クリス・プラット主演「トゥモロー・ウォー」(amazonPrime)を観ました。これは楽しめた映画だった。タイムスリップ+エイリアン(大量)さらに父と娘の情、父と息子の和解とおもしろさてんこもりだ。タイムパラドックスの解決法がおもしろい。未来に徴兵されていく現代人は、若い人はいない。未来からタイムスリップを指導支援にきた未来人は若者ばかり。つまり、徴兵されていく者たちは、この数年先で亡くなり、タイムスリップ先には、すでに生きてはいない。未来から来た若者たちは、現代では未だ生まれていない。同じ時に2人の同じ人間が存在しないようにしているわけだ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と反対ね。あれは二人のマーティーが同じ場所にいるからハラハラどきどきするわけだから。
さて、この映画後半には氷河に埋もれるエイリアンの宇宙船が登場。「物体X」だ。また、アメリカ映画特有の自己犠牲が満載。そういう意味で、ライムスター宇多丸は「アルマゲドン的」と評したようだ。凶暴なエイリアン「ホワイトスパイク」は名前どおり、白い体に、鋭いスパイクを発射する2本の尻尾がイカしている。これでもかとたくさんの牙で、観ている私たちに食らいついてくる。未来の海上基地のビジュアルもいいぞ。(写真)十分に楽しめるエンタティメント大作だ。
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