本 「まだ見ぬ敵はそこにいる」ジェフリー・アーチャー著 ウィリアム・ウォーウイックシリーズ第2弾 明るい文体 アクションあり法廷サスペンスありの超エンタメ快作 samon 「レンブラントを取り返せ」に続くシリーズ第2弾です。今回も楽しませてくれます。文体が明るく軽快、ウィットに富み、こんな会話ができたらなあと憧れてしまいます。大オススメの一冊。 ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班 前作「レンブラント... 2022.08.24 本
本 「諸星大二郎トリビュート」読了 漫画家たちに絶大な支持を受ける漫画家諸星大二郎 デビュー50周年を祝した18人の漫画家たちの特別寄稿 samon 諸星大二郎大好きです。手塚賞受賞の「生物都市」の衝撃をリアルタイムで体験した私は、以降諸星大二郎先生の虜です。独特の筆到ととんでもないストーリーテリングに惹きつけられます。諸星先生に惹かれる漫画家は多く、彼らが描く寄稿は諸星先生... 2022.08.22 2022.08.24 本
本 藤沢周平著「時雨みち」読了 発見藤沢周平のサイコパスホラー「亭主の仲間」 samon 市井の人々の、人生のやるせなさや男女の陰翳が緻密で端正な文体で綴られる魅惑の短編集です。最初の1話は、隠密の話だったなあ。とにかく1話1話が引きこまれるおもしろさで、一気に読んだりせず、1話ずつ大事に読んでいきました。いやあ藤沢... 2022.08.19 本
本 「あきない世傅 金と銀 第5巻 転流編」髙田郁著読了しました。明るい筆致、軽快な大阪弁の中で、主人公 幸の商売の知恵に膝を打ちます。 samon 楽しみのシリーズももう5巻。終わりが惜しまれて仕様がありません。さて、今巻では、ある工夫を凝らされた帯が、忠臣蔵の歌舞伎で売り出されるクライマックスが白眉です。皆様も、髙田郁の世界へぜひお入りください。最終刊まで抜けられませんよ... 2022.08.17 本
本 「壬生義士伝」浅田次郎著 読了しました。ながやす巧氏の劇画より先に最後までいきました。劇画が小説を補完し、よりイメージ豊かに読めました。 samon ながやす巧先生の劇画で、はまってしまった「壬生義士伝」。我慢できず、原作を読んでしまいました。劇画はほぼ原作を忠実に描いていますね。最後は、ああそうなるのかと納得のエンディング。早くながやす巧先生の続刊がでないかな。待ち遠しさは... 2022.08.10 本
本 「ヨルガオ殺人事件」アンソニー・ホロヴィッツ作を読了 前作を凌駕するような精密なパズル samon 「カササギ殺人事件」のスーザンが帰ってきました。再びの入れ子構造に加えて、小説内小説にちりばめられた、現実の事件へのヒントがものすごい。読者はそれに気づく人はほとんどいないんじゃないかな。ホロヴィッツのマジックに驚かされてばかり... 2022.08.08 本
本 藤沢周平「雪明かり」やはり今回も間違いのない名品ばかり お気に入りは”遠方より来たる” 「雪明かり」読了しました。よかった。藤沢の作品ははずれがないです。 samon 町人、やくざもの、侍、浪人者などさまざまな人々の物語が、秀逸な構成と美しい女子(おなご)の魅力で、どれも輝くような短編に仕上がっています。今回もおもしろいの一言... 2022.07.06 本
本 「恐怖小説 キリカ」(澤村伊智)え、本当?嘘でしょ!もしかしたら・・・最後の最後まで真実とフィクションの間をさまよわせてくれる凝りに凝った逸品 澤村伊智 著「恐怖小説 キリカ」を読了しました。 samon 怪談や恐い話が大好きな私ですが、しばらくホラー小説を読んでいませんでした。久々に出会ったのがこの作品。凝りに凝った構成が現実と創作の間をあいまいにしていきます。暑い夏には、恐い話... 2022.07.05 本
本 髙田郁 著「あきない世傅 金と銀」軽妙で明るい大阪弁で展開する呉服屋での商人の物語全12巻のスタート 「みおつくし料理帖」でたっぷり楽しませてもらった髙田郁のもう一つの大長編「あいきない世傅 金と銀」を読み始めました。第2巻まで読了しました。 samon 明るい筆致の「みおつくし料理帖」のあの喜びがまた帰ってきた気分です。今度は呉服屋を舞台... 2022.06.23 2022.06.27 本
本 「カササギ殺人事件」読了しました ダブルフーダニットの驚愕の仕組み 一読唖然、二読感嘆 アンソニー・ホロヴィッツ著「カササギ殺人事件」(上・下)読了しました。 samon 「メインテーマは殺人」や「その裁きは死」など、ミステリーランキング軒並み1位のベストセラー作家アンソニー・ホロヴィッツ。彼の本格小説デビュー作が「カササギ殺... 2022.06.07 本