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黒川博行著「文福茶釜」

ブックバトン4冊目。黒川博行著「文福茶釜」読了しました。高校で美術教師をしていた著者がその知見を生かして書いた作品。美術の高尚な高みとどこまでも欲の面の皮のはった下世話な人間とが対比的で印象深い。中でも、田舎の古い蔵の茶釜(芦屋釜)をだまし...

ケーキの切れない非行少年たち

ブックバトン3冊目「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治著を読了しました。殺人・強姦・暴力・窃盗さまざまな犯罪を犯して、少年鑑別所に来る子どもたちの半数近くが、「見る力が弱い」「聴く力が弱い」「想像する力が弱い」子どもたちだという。著者は...

深層地下4階

デビット・コープ著「深層地下4階」を読んでいます。久し振りのモンスター小説である。怪物は真菌という菌類。冒頭のオーストラリアでの惨状がすさまじい。菌に脳を占領された村人20数名は、全員が屋根の上に上り、内部から破裂している。菌ができるだけ遠...

黒川博行箸「カウント・プラン」

黒川博行箸「カウント・プラン」の表題作を読みました。「桃源」で楽しませてもらった著者の、日本推理作家協会賞受賞の短編である。物語は二つの視点が平行して語られていく。福島という「計算症」(数えずにはいられない神経症)の男の日常が淡々と綴られ、...

石ノ森章太郎の物語

「石ノ森章太郎の物語」を読んでいます。60歳で亡くなるまでに770もの作品を描いた石ノ森章太郎。本の第1部は、彼が自分を描いた漫画作品を集めてある。彼の中に大きく存在し続けている手塚治虫、そしてトキワ荘の仲間たち。さらに遡ると、姉の存在の大...

池上彰と佐藤優「僕たちが毎日やっている最強の読み方」

池上彰と佐藤優に「僕たちが毎日やっている最強の読み方」という本を聴いています。言わずと知れた二人の、新聞、雑記、書籍の読み方が語られていく。佐藤はインプットの時間を毎日4時間は確保するために、「ネット断ち」と「酒断ち」をしているという。スマ...

黒川博行著「桃源」

16日土曜日に久し振りに図書館へ行ってきました。来館者は多かったように感じたが、席についての閲覧者は少なく感じた。長時間の滞在は遠慮するようにとの放送が流れていた。さて、新しい本たちに出会えるうれしい瞬間である。リクエストをかけていたものが...
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