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宮部みゆき 著「気の毒ばたらき きたきた捕物帖3」独特のゆったりテンポが江戸の裏長屋の雰囲気を作り出す

samon 第2巻は喜多次活躍少なくがっかりしたが、はたして3巻はいかに? 結論 喜多次出番多し。北一トレーニング開始、ラストアクションでキック炸裂。全体にゆったりした物語展開だが満足度高し 概要・あらすじ 万作・おたま夫婦が継いだ千吉親分...

野﨑まど 著「小説」章立てなく転変していく物語は小説の科学的存在価値を証しようとするのか

samon ぐいぐいと小説の中に引きこむ引力の凄さ。 結論 本屋大賞は逃したものの、巨大なスケール感の中で主人公の心理も精緻に描き込まれていく見事な1冊 概要 麻布大学獣医学部卒業。2009年、投稿作「 アムリタ」で、第16回電撃小説大賞の...

コラン・ニエル著「悪なき殺人」5人の登場人物が語る構成の孤独のドラマ 読書の喜び横溢

samon フランスミステリーにはこれまであまり縁がなかったが。はたして。 結論 孤独を下地とする5人の独白。読むほどに引きこまれ、あっと驚くラストに読書の喜びを感じられます。超オススメ! 概要・あらすじ 吹雪の夜、フランス山間の町で一人の...

知念実希人「天久鷹央の推理カルテ」奔放な主人公とワトスン役の元外科医の快刀乱麻な事件解決

samon アニメスタートを機に、原作小説を先に読んでみました。はたして。 結論 ブームが来そうな兆し。原作本はそれを支えるパワー十分。「オーダーメイドの毒薬」は白眉 概要・あらすじ 「天久鷹央」シリーズ(「あめくたかお」シリーズ)は、知念...

春日 太一 著「鬼の筆-戦後最大の脚本家 橋本忍の栄光と挫折」剛腕とギャンブルと計算

samon 武田鉄矢がラジオ番組で取り上げた分厚い本です。はたして 結論 結核で戦争にも行けなかった男はその剛腕で人生を切り開き100歳まで生きました。波乱万丈の人生を追体験できる大作です。 概要 文藝春秋, 2023 -476 ページ”全...

廣田 龍平 著「ネット怪談の民俗学」手つかずのネット怪談研究への嚆矢

samon 話題の新書です。ネット特有の共同構築型怪談とは。 結論 ネット怪談の広い世界を垣間見る。特に海外での展開は興味深かった。ネット怪談も小説怪談も両方楽しみたい。 概要 「きさらぎ駅」「くねくね」「三回見ると死ぬ絵」「ひとりかくれん...

飯山 陽 著「エジプトの空の下 私が見た二つの革命」実体験で語る中東のリアル 日本人が想像すらできない現実

samon 新刊「イスラム移民」も好調な中東研究者「飯山 陽」の過去の著。はたして。 結論 イスラム世界の知識エジプトの現状、それらのみならず、飯山氏の豊かな人となりが感じられる良著 概要 1歳になったばかりの娘を連れて、夫とともに「アラブ...

誉田哲也 著「首木の民」警察小説の中で展開される財務省の嘘の暴露 刑事たちのキャラが楽しい

samon ドラマ化された「ストロベリーナイト」シリーズ原作で知られる誉田哲也の新刊には、異色のキャラたる経済学教授登場。取調室内での講義が始まる。 結論 愉快な刑事部屋のキャラクターの活躍で、ミステリーを楽しみながら財務省のうそが白日のも...

橘 玲著「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」ディストピアへのそなえとは

samon 次々に新著が出る橘 玲の新書新刊。博覧強記の著者が今度は何を教えてくれのか。 結論 知らなかったことのオンパレード。来たるべきディストピアを生き抜くのは富より評価。 概要 ふつうに生きていたら転落する。知識社会化が進み、人生の難...

貴志祐介 著「さかさ星」 年末のインフル中に一気読了 怒濤の呪い怨霊ホラー 眠れぬ夜に止まらぬ605ページ

samon 12月27日朝から発症。夕方には39度の熱。薬もらって翌日寝てたら落ち着いてきましたが、昼間寝てたので夜眠れず、この分厚いを読み進めました。完全にはまってもう止まらない。 結論 ノンストップ呪い怨霊系ジェットコースターホラー大作...
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