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鈴木光司 著「ユビキタス」生物の頂点に立ったと幻想しているホモサピエンス 実は地球上に99%ユビキタス(繁茂)するあれがすべてを操っていた?

samon 「リング」原作者の最新巻ははたして? 結論 2つの事件を追う魅力的な登場人物たち。怒濤のクライマックスにページをめくる手が止まらない。 概要・あらすじ 鈴木光司:1957年静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。90年に第2回...
映画

星野之宣 画「日本のいちばん長い日」(上)(下)岡本喜八監督の映画と異なる点がクローズアップされる

samon 名作映画を向こうにしてはたして漫画の価値とは 結論 8月15日午前3時まで米国軍の爆撃が続いていた衝撃。映画版との違いが明確に提示される 概要・あらすじ 降伏か、本土決戦か。8・15をめぐる攻防が始まる! 半藤一利の傑作ノンフィ...

スティーブン・キング著「アウトサイダー」ねっとりとした大河の表現が衰えない筆力を顕示する

samon 作家生活50周年でも「このミス」第1位にランクされる驚くべき作家の「アウトサイダー」なるこのモンスターははたして 結論 ミステリーとホラーの上手な融合。見事なビジュアル表現で脳内スクリーンは大喜び 概要・あらすじ キング作品はも...
Classic

シルヴェット・ミリヨ著「弦楽四重奏」歴史をたどりこの形態の音楽の特質を明らかにする

samon いろいろな形態のアンサンブルに参加しますが、弦楽四重奏のバランスの良さは格別。リラックスして合奏を楽しめます。 結論 この演奏形式の起源からハイドン・モーツアルト・ベートーベンを深掘り。バルトークから12音派まで言及し、全体を俯...

宮部みゆき 著「気の毒ばたらき きたきた捕物帖3」独特のゆったりテンポが江戸の裏長屋の雰囲気を作り出す

samon 第2巻は喜多次活躍少なくがっかりしたが、はたして3巻はいかに? 結論 喜多次出番多し。北一トレーニング開始、ラストアクションでキック炸裂。全体にゆったりした物語展開だが満足度高し 概要・あらすじ 万作・おたま夫婦が継いだ千吉親分...

野﨑まど 著「小説」章立てなく転変していく物語は小説の科学的存在価値を証しようとするのか

samon ぐいぐいと小説の中に引きこむ引力の凄さ。 結論 本屋大賞は逃したものの、巨大なスケール感の中で主人公の心理も精緻に描き込まれていく見事な1冊 概要 麻布大学獣医学部卒業。2009年、投稿作「 アムリタ」で、第16回電撃小説大賞の...

コラン・ニエル著「悪なき殺人」5人の登場人物が語る構成の孤独のドラマ 読書の喜び横溢

samon フランスミステリーにはこれまであまり縁がなかったが。はたして。 結論 孤独を下地とする5人の独白。読むほどに引きこまれ、あっと驚くラストに読書の喜びを感じられます。超オススメ! 概要・あらすじ 吹雪の夜、フランス山間の町で一人の...

知念実希人「天久鷹央の推理カルテ」奔放な主人公とワトスン役の元外科医の快刀乱麻な事件解決

samon アニメスタートを機に、原作小説を先に読んでみました。はたして。 結論 ブームが来そうな兆し。原作本はそれを支えるパワー十分。「オーダーメイドの毒薬」は白眉 概要・あらすじ 「天久鷹央」シリーズ(「あめくたかお」シリーズ)は、知念...

春日 太一 著「鬼の筆-戦後最大の脚本家 橋本忍の栄光と挫折」剛腕とギャンブルと計算

samon 武田鉄矢がラジオ番組で取り上げた分厚い本です。はたして 結論 結核で戦争にも行けなかった男はその剛腕で人生を切り開き100歳まで生きました。波乱万丈の人生を追体験できる大作です。 概要 文藝春秋, 2023 -476 ページ”全...

廣田 龍平 著「ネット怪談の民俗学」手つかずのネット怪談研究への嚆矢

samon 話題の新書です。ネット特有の共同構築型怪談とは。 結論 ネット怪談の広い世界を垣間見る。特に海外での展開は興味深かった。ネット怪談も小説怪談も両方楽しみたい。 概要 「きさらぎ駅」「くねくね」「三回見ると死ぬ絵」「ひとりかくれん...
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