スポンサーリンク

道尾秀介 著「いけない」章末の映像でそれまでの話の見え方が変化するという趣向の4話の短編 驚きの体験をあなたも

samon 雑誌ダヴィンチでのインタビューで道尾の「文章メディアはアップデートが必要」との話を読み、進化した推理小説の1冊読んでみました。 結論 4つの章は個別でありながら有機的につながり、その中で幾重にも驚かされるトリックが仕組まれていま...

髙田 郁 著「幾代の鈴 あきない世傅 金と銀 特別編(下)」ついに完結 ロスが怖い 平和にさわやかに幕が引かれる 最高!

samon いよいよ最終巻。大事に大事に読みましょう。 結論 とうとう最終巻。結のその後の激しき章。最後は平和な中に今の日本に突きつけられる提案も。 概略・あらすじ 2016年2月に「あきない世傳 金と銀 源流篇」がハルキ文庫(角川春樹事務...

長浦 京 著「アンリアル」特殊能力をもつ主人公のスパイ小説 緊迫のアクション描写とスケールの大きい世界観が読ませる

samon 400ページの長篇ですが、一気に読ませる力があります。 結論 キャラの立った登場人物たち。目に浮かぶようなアクションシーン。ワールドワイドな世界観。スパイ小説の新しいシリーズの誕生です。 概要・あらすじ 両親の死の真相を探るため...

柴田 哲孝 著「暗殺」安倍元総理暗殺事件を描くフィクション 銃や弾丸の精緻な表現にわくわく 

samon 「ジャッカルの日」を思い出させるサスペンス。一気読み必至のおもしろさ。 結論 一級の暗殺サスペンスとして読ませます。半面現実の事件が重なるがゆえのノイズも感じてしまう。 概要・あらすじ 元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が...

米澤 穂信 著「可燃物」群馬県警捜査第一課 葛(かつら)班の活躍を描く5本の連作短編 著者初の警察小説

samon 図書館予約でずいぶん待たされた人気作。急いで読んで次の人に回さねば。 結論 著者初の警察小説。ハードな文体とストーリーのなかに、米澤らしい意外な結末と情感がほのかに香る独自性あふれる作品。 概要・あらすじ 米澤穂信、初の警察ミス...

森永卓郎 著「書いてはいけない」癌に冒された著者があばく3つのタブー 日本墜落の原因を痛烈に指摘する著者渾身の遺書

samon 書かれていることが真実なら、怒りに震えるしかありません。 結論 新聞やTVなどのマスコミだけを信じてはいけません。 概要 『ザイム真理教』を上回る衝撃作! ~日本経済墜落の真相~ ‥2023年12月、私はすい臓がんステージ4の告...

新田次郎 著「八甲田山 死の彷徨」 夏に読むのに最適 一気に涼しくなる迫真の豪雪と寒冷の表現

samon 映画を観て、読みかけだった文庫本を再び開きました。おもしろさにぐんぐん引きこまれます。 結論 連日の暑さを跳ね返す強力雪地獄小節。 概要・あらすじ 多数の犠牲者を出した青森県八甲田山における山岳遭難事故(八甲田雪中行軍遭難事件)...

山崎 元 著「経済評論家の父から息子への手紙-お金と人生と幸せについて」’24元日に惜しくも亡くなった著者の本当に伝えたかったこと

samon 今大人になるすべての子どもたちに送りたい、そんな本です。 結論 「モテる男になれ。友達を大切にせよ。上機嫌に暮らせ!」結論を短い3文で示した、経済の本と同時にヤマゲンさんが本当に伝えたい幸福論が展開。 概要 「本書は息子たち、娘...

百田尚樹「日本国紀」(上)日本の通史を通して日本人のよさを再発見する

samon 加筆多数の文庫版で読みました。自虐史観でない日本人のすばらしさを感じます。 結論 日本史がおもしろい。日本人のすばらしさが感じられ、とても気分がアガる。 概略 大増量150ページ!! 著者こだわりの超大幅加筆により新しく生まれ変...

ジェフリー・アーチャー著「運命の時計が回るとき」ウィリアム・ウォーウィックの警察出世物語第4弾 複数の未解決事件を解決しながら、ついに宿敵フォークナーを追い詰める

samon ウイットに富んだ会話、知能と知能のぶつかり合い。スコットランドヤードの警官たちの活躍をいきいきと描くシリーズも4作目。果たして今回は? 結論 囮捜査官ロス・ホーガンがチームに加わり、ウィリアムをもしのぐ大活躍。タフでプロフェッシ...
スポンサーリンク