音楽之友社の「名曲名盤」MOOKの話を以前書きました。最新版でも、過去の演奏をなかなか抜くことができない。そこで、かなり古いが、自宅にあった2002年の「名曲名盤100」の3分冊の中から、棚にあるLPやCDを聴いてみる。Bの項でBach(バッハ)の「ゴルドベルク変奏曲」演奏はグレン・グールドの新盤。旧盤よりアリアなどかなりゆっくりに丹念に弾いている。ほっとする。しみる。同じくバッハの「インベンションとシンフォニア」これまたグレン・グールドが1位だ。これは録音が古い。しかし、聴いているうちに、やっぱり音楽に癒やされる。最後はDの項でドビュシーの「ベルガマスク組曲」演奏はワルター・ギーゼキング。古いモノラル録音だ。MOOKでは2位。テンポ、間、そして透明感が最高である。そうだ、先日届いた「マタイ受難曲」リヒターの演奏もMOOKでの第1位は最新巻も18年前もこの演奏である。少しずつ聴いていこう。逆にこのMOOKの第1位で聴いたことがない演奏も聴いてみたくなった。学生時代熱狂したアバドのマーラー(旧盤)のベルリンフィル盤(新版)とかね。
コメント