最新の「名曲名盤500」

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先日久し振りに行った、老舗楽器店で雑誌を立ち読みしました。最新の「名曲名盤500」である。多くの音楽評論家が、曲ごとに1.2.3位の名盤を選出し、それぞれ3点2点1点が与えられ、その合計得点でベストを出そうというものだ。それを見て驚くのは、過去の名盤を新しい演奏家がなかなか追い越すことが出来ないという事実だ。例えば、バッハのマタイ受難曲の1位は「カール・リヒター指揮のミュンヘン・バッハオケ」だし、すごいのはグリーグのピアノ協奏曲は何と、1930年代のリパッティの演奏が第1位なのだ。もちろん中には、ベートーベンの1.2.3番はパーヴォ・ヤルヴィ指揮など新しい演奏も少しあるにはあるが、やっぱり第9は「フェウルトヴェングラー/バイロイト祝祭オケ」なのである。これは選者の新旧交代があまり行われていないせいもあるのかもしれない。けれど、今やもう生きていない演奏家の伝説的名演が多すぎるきもする。もはや天才が出ない時代なのであろうか?今日はその稀代の天才、ミケランジェリのドビュッシー「前奏曲」を聴いた。素晴らしい演奏だが、録音は少し古い。

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