完全StayHomeな連休でした。本と映画の日々。「蝶の力学」はとんでもない展開で驚かされる。やはりハリウッドスター菊地凛子のパワーはすごかった。青木もずっと手術台に寝てばかりだったが、最後のワンショットがかっこよかった。全6話おすすめできる作品といえる。さて、もう一つ優れた日本映画を観た。荒井晴彦脚本監督作品「火口のふたり」である。登場人物二人だけの映画って成り立つんだなあ。しかも、おもしろく。内容は控えておくが、富士山が噴火してしまう世界では、もしかしたら人は本能のままに生きるのもいいのかもしれない。そう、食べること、寝ること、そして性交。そう思わせる力がこの映画にはある。荒井晴彦と言えば、遙か昔に観た「遠雷」が彼の脚本だった。監督は根岸吉太郎。ラストシーンのジョニー大倉の独白が忘れられない。「火口のふたり」の二人の会話にもそのDNAは脈々と生きている。むしろ、軽妙さを兼ね備えて。あなた、近々地球が滅亡するとしたら何します?
コメント