リュ・スンワン監督脚本作品「ベテラン」勧善懲悪な心地よいまでの武闘派刑事アクション

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samon
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続編公開を期に第1作をアマプラで観ました。はたして。

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結論

財閥のあほボンにして武闘派のヴィランと絶対あきらめない中年ベテラン刑事の対決に胸アツ確定

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概要・あらすじ

「生き残るための3つの取引」「ベルリンファイル」のリュ・スンワン監督が、強大な権力を笠に傍若無人に振る舞う大財閥御曹司に立ち向かっていく熱血ベテラン刑事の戦いを描いたエンタテインメント・アクション。主演は「国際市場で逢いましょう」のファン・ジョンミン、共演にユ・アイン、オ・ダルス、キム・シフ。

ネットより引用

正義感の強いベテラン刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)は、オ チーム長(オ・ダルス)率いる広域捜査隊でスタイル抜群のミス・ボン(チャン・ユンジュ)、肉体派ワン(オ・デファン)、年少のユン(キム・シフ)とともに特殊強力事件を担当している。ある日ドチョルは、政府にも影響力を持つ大財閥の3世チョ・テオ(ユ・アイン)とパーティーで出会い、彼から犯罪の匂いをかぎ取る。それからまもなくしてテオの同族会社シンジンブ物産社員が自殺。彼の死にテオが関連しているとにらみ、ドチョルは一人で捜査を開始する。チームは上層部からの圧力にも屈しず執念を燃やすドチョルとともに一丸となって捜査にあたるが……。

同上

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感想

本格武闘派刑事物にして、コメディ要素を含む実に愉しいエンタメ作に仕上がっています。特にお気に入りは女性刑事「ミス・ボン」コンテナ迷路の追跡劇で、飛び出してくることを予想して蹴りを入れたら大ハズレだったり。身体を張って笑いをとってます。

この「ミス・ボン」すごい美人じゃないところもいいねえ。大ハズレの蹴りはのちにちゃんと回収されます。

若くてイケメンのヴィラン、大財閥の3代目も残酷な馬鹿息子を好演していました。クライマックスで主人公ベテラン刑事のファン・ジョンミンをして「あいつはケンカが強い」いわせるほど武闘にも長けています。

彼の残酷さの極みは、子どもの前で父親を部下にボコボコにさせるというシーン。父にも子にも屈辱的で心をえぐられるような行為です。この子はどう育っていくのかが心配になるほどです。

このヴィランとの対決に於いて、刑事として一切抵抗せずやられっぱなしになるのが、意外な展開であり、感情だけで突っ走る馬鹿息子と考えを秘めたベテラン刑事の対比を生じさせ、印象深いクライマックスとなっています。

クライマックスでのソウルの町を暴走するカーチェイス・カークラッシュは、夜の明るく賑やかな町を高精細に映し取っており最高にアガル瞬間。

クライマックスの町クラッシュシーンで、商店の責任者のような役で「マ・ドンソク」がカメオ出演。何かアクション見せるのかと思わせて、さっさと退場するところまで映してて笑えました。

本作続編「ベテラン/凶悪犯罪捜査官」が公開。来週観に行く予定です。9年ぶりの新作は、ベテランと新人刑事のアンサンブル?対決?期待バク上がりです。予告編観ると、ミス・ボンのドロップキック炸裂のようなシーンが。その高さは前作をしのいでいます。いやあ楽しみ。

samon
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「密輸1970」といい本作といい、監督リュ・スンワンの手腕にほれぼれ。いつの世もいい監督は必ず登場してくるものですね。これだから映画はおもしろい。「ベテラン」超オススメです。

コメント

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