
夢のメンバーによる大好きなシューマンの曲。はたして
結論
全身で音楽を表現する庄司・イッサーリスと身体の動きは少ないがしっかり音が出ている池田・磯村その対称性から音楽の聴き方に考えを進めてみました。
概要
新ダヴィッド同盟(しんダヴィッドどうめい)は、2010年に水戸芸術館館長吉田秀和の命名によって庄司紗矢香に結成を託された水戸芸術館専属の室内楽グループ。
異教徒ペリシテ人を知と勇気で撃退した旧約聖書の登場人物ダヴィデにちなみ、ロマン派の作曲家ロベルト・シューマンは俗物に対抗し、真の芸術創造を達成するために「ダヴィッド同盟」という架空のグループを夢見た。これによって、メンデルスゾーン、ショパン、ベルリオーズといったロマン派の同志たちの音楽の真価が、世に広く知れ渡ることとなった。
次代を担う若手演奏家たちが中心となって結成された「新ダヴィッド同盟」(New “Davidsbündler”)は、2010年に生誕200年を迎えるシューマンに思いを馳せ、その音楽的理念に共鳴して旗揚げされた。新時代の理想的な音楽表現のあり方を情熱的に追求していくと言う。
wikiより引用
感想
第7回となる新ダヴィッド同盟のメンバーは、庄司が尊敬する「東京カルテット」メンバーである池田菊衛(ヴァイオリン/ゲスト)磯村和英(ヴィオラ)に加え、スペシャルゲストとしてチェロにスティーブン・イッサーリスが参加しています。ピアノは小菅優。
1曲目は「フォーレ/ピアノ三重奏曲ニ短調」。その前にベートーベンの弦楽三重奏が庄司・磯村・イッサーリスで奏されましたが、放送はありませんでした。
と思っていたら昨日NHK-FM夜の「ベストオブクラシック」で放送され、弦楽三重奏の1楽章を聴くことができました。印象としては、庄司より磯村・イッサーリスの音がよく耳に届きました。庄司の音は若干遠い感じがしました。
フォーレはまさにフォーレらしい曲で、感じたのはバイオリンとチェロのユニゾンが多いこと。しかもオクターブでなく、同じ高さのユニゾンが多いのが特徴的でした。同じ高さの音を出しても、バイオリンの小さな胴とチェロの大きな胴ではその鳴り方は当然ことなります。その二つの鳴り方のミックスされたものを聞かせたいと考えたのでしょうか?
メインはシューマンの「ピアノ五重奏曲作品44」です。ステージ上は左から庄司・池田・磯村・イッサーリス、後方にピアノの小菅です。弦は身体がよく動く両端の二人に対し、動きの少ない真ん中の二人が印象的です。身体は動かなくとも、音はきちんと出ているのがさすがの東京カルテットメンバーです。

会場の観客や私のようにTVで見ている者にとっては、音楽の情動で身体を動かす奏者の姿は目に楽しいですね。
今回NHK-FMという音だけと映像付きの音を一部両方聴いたわけですが、映像の功罪を感じました。というのは、例えば庄司のアップになると、彼女の音が大きく感じるようなことはないでしょうか?音だけの場合その点実に客観的です。上記したように、各楽器のバランス的なものに気がつくことができました。
youtubeの動画で、ある方がオーディオの音質を向上させる簡単な方法として「部屋を真っ暗にして聴く」といってました。視覚を閉じることで、聴覚に感覚を集中させるということでしょう。まだ試してはいませんが、考え方としてわかる気もします。
しかしながら映像付きの番組の魅力は大きいですね。奏者の表情、弾き方、身体の使い方など興味深い情報であることに間違いはない。
私の場合、レコードの試聴でもスコアを見ながら聴くことも多いです。音符を視覚で追うことにエネルギーが割かれるので聴覚情報の取得能力は下がるのは間違いない。
まあ要するにそれぞれのどの方法を選択するかは目的によるということでしょうか。

部屋を真っ暗にして聴覚にすべての感覚を集中させる聴き方、簡単にできるし一度やってみたいですね。でもウイスキーのグラスも見えなくなるな。
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