追悼 アラン・ドロン ジャン・ピエール・メルビル監督作品「サムライ」ニヒルな殺し屋 ナタリー・ドロンはやっぱり美しかった

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samon
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NHK BS お昼のプレミアムシネマにて放映。ドロンは美しい2人とも。

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結論

冷徹で寒々しいフレンチ・ノワールを堪能。アランとナタリー二人のドロンの美しさはフィルムの中に永遠に生き続ける。

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概要・あらすじ

1967年制作のフランス・イタリア合作映画。アラン・ドロン主演で、ナタリー・ドロンの映画デビュー作品。アラン・ドロン演じる殺し屋の失敗と死を独特の映像美で描いた「フレンチ・フィルム・ノワール」と称される作品のひとつ。

wikiより引用

ジェフ・コステロは一匹狼の暗殺者である。ナイト・クラブのオーナーを殺害し現場から去る途中、歌手のヴァレリーに顔を見られてしまう。しかし、ヴァレリーは警察に対してジェフが犯人ではないと証言をする。そんな中、ジェフは新たな殺しの依頼を受けるが、そのターゲットはヴァレリーだった。

ネットより引用

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感想

冒頭、「ほど深い孤独の中にいる者はない。おそらくそれは密林の虎以上だ ――『武士道』より」というキャプションが表示されますが、「武士道」の中にそのような記述はないようです。孤独な主人公をサムライに見立てるための創作でしょうか。

灰色の寒々しいアパートのベッドに寝転がって、タバコを吹かすドロン。白いタバコの煙だけが動いている。友は鳥かごの中のカナリアだけ。冒頭から孤独感満載のスタートです。

路上駐車で鍵をかけないのがフランスの通常なのでしょうか。持ち主が車を離れたのち、ドロンはその車に乗り込み、ものすごい数の鍵がぶら下がっている鍵束から、1つずつ適合する鍵を試していきます。時間かかりそうだなと思うも、5つめくらいでエンジンがかかります。そこはそれ映画です。

くらい灰色の雲の下、郊外のガレージに入ると、親父が出てきてだまって前後のナンバープレートを交換。ドロンに銃を渡します。人殺しの卸屋というわけ。

灰色を基調とした冷徹な画面の徹底が、JPメルビル節。フレンチ・ノワールという暗黒街映画を撮り続け、ヌーヴェルバーグの先駆者とも呼ばれています。「影の軍団」「仁義」「リスボン特急」など観てみたい作品がずらりです。

中高生時代一番好きだった女優さんがナタリー・ドロンでした。本作は彼女のデビュー作。最高に美しくセクシーでした。初々しさもありました。彼女は結婚したアラン・ドロンをはじめ多くの男性と浮名を流しました。男性にとっては魅力的な女性だったことは間違いありません。

samon
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松田優作の「蘇る金狼」を始め後の映画に大きな影響力をもった本作。JPメルビルノワールをぜひご覧ください。おススメ。沢田研二の歌「サムライ」もこの映画が元ネタ。

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