今日は古い録音をCDで聴きました。1枚目はアンナー・ビルスマのチェロで、バッハの無伴奏1番。田舎の小さな教会ででも録音したような音である。だからこれまであまり聴かなかった。マランツのCDプレーヤーで試してみようと。確かに録音はよくない、しかし何ともいえない滋味があるのだ。「あれ!」である。2枚目はワルター・ギーゼキングのドビュッシー。「ベルガマスク組曲」と小品たち。録音が1951年から55年である。ところが、驚くような色彩感があり、なんと言っても聴いていて心地よいのだ。「すばらしい!」である。音楽の良さは、さまざまなところで出会うことが出来る。機器をちょっと変えるだけで、新鮮な感動に再び出会うことができる。もちろん、機器は少しずつグレードアップしていく。人はこれを泥沼といいます。
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