youtubeで流れてくるとつい見てしまう「ほん呪」のクリップ。中編2作品が怖い!
結論
思い出すだに鳥肌が立つ「溶怪」の女の目。「MEMORY」の続きが見たくてたまらなくなる見事なクリフハンガー。
概要・あらすじ
いわゆる「心霊現象」が発生していると思われる映像が一般から投稿されてきたとして、その内容を検証する形をとる、疑似ノンフィクション[1]のオカルトホラー作品。映像だけを収録するものもあれば投稿者へのインタビューを交えたものもあり、スタッフが現場に赴いて霊的現象を調査するドキュメンタリー的な内容も含まれている。
最後に「…とでも、言うのだろうか?」と語りを閉めるのが、近年の『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズの大半の通例となっている
感想
「溶怪」前後編
投稿映像のみの作品は5分前後で終了することが多いのですが、今回紹介するのはスタッフによるインタビューや取材を絡めた中編で、各編15分ほどにもなり見応えがあります。
深酒をした青年が、飲み屋で知り合った女とラブホテルに行きますが、翌日自宅で目を覚ました青年は昨晩のことを何も思い出せず、手元に残っていたラブホテルのライターから、ラブホテルの名前がわかるだけ。
ところが、携帯に変な動画が残っており、この動画を投稿することになったわけです。
前編の最後にこの動画が提示されますが、実に不気味です。
ベッドに横たわり、じっとこちらを見る女の顔が映っています。ほとんどまばたきもしないその顔がだんだんに溶けて崩れていくのです。
こちらを見る目が今思い出すだけで鳥肌ものです。
スタッフは唯一の手がかりのラブホテルを取材しますが、清掃担当者の「あの部屋は空気が重く、できるだけすばやく清掃を済ませる」「あの部屋には2人で入って、出てくるのは男1人だけ」などの証言を得ますが、その部屋で事件があったなどは確認できません。
青年が女の霊に取り憑かれているのではというスタッフの仮説から、2日間の完全密着取材を断行します。ビジネスホテルに部屋を取り、ビデオカメラを設置し、青年を撮影し続けます。
スタッフは隣室でモニターを2人でチェックしています。
2日目の夜に青年がスタッフルームにやってきて、「コンビニに行きたいのですが」と申し出ます。スタッフはそれを許可しますが、青年はいずこともなくいなくなってしまう。
この「コンビニに行きたい」の場面もスタッフは録画しており、その映像に衝撃のものが映り込んでいたという結末です。ぜひ、youtubeにてご自身で確認ください。
スタッフの一人は責任を感じて、いったん離れたいと言い出すあたりはリアルさを醸しています。
「MEMORY」パート1
これも前・中・後編の三部にもわたるインタビュー・調査をからめた大作です。
順次プレミアム公開とのことで、現在パート1のみ見ることができています。
女性ストーカーの影を感じる若い女性が投稿者です。投稿映像はパート1の中途で出てきますが、実に不可解な不気味な映像です。
アパートの2階あたりから映した路地の映像。街頭の下に黒い女とおぼしき影が確かに映っています。ところがこの影が消えては手前に瞬間移動し、さらに消えて後ろに出没し最後は消えてしまいます。
特殊映像技術が発達した現代ではすぐに作り出せそうな映像ではあるのですが・・・。
女性の彼氏の元カノが、一度女性のアパートを訪ねてきたことから、この元カノがストーカーではとの仮説で、その元カノにスタッフが電話でインタビューします。ここでの元カノの音声はちょっと台詞臭い感じはしました。
ここで、生臭い現実の話から女性の幼稚園時の過去へと急展開していきます。
女性の友人から得た情報で、この女性が幼稚園の時急に幼稚園をやめたことがあったという事実です。
小学校入学ではまた同じ小学校に入学したので、転居等ではなかった。
スタッフが調査を進めると、幼稚園の時同じアパートの女の子が階段から落下して亡くなった事実が浮かび上がってきます。
女性にたずねると、確かにそんな事故があり、そのためにしばらくの間親戚の家に預けられており、幼稚園を離れたようです。
女性の話は続き、その女の子のホームビデオ映像があることが分かります。
スタッフ調査により新聞記事から女の子の事故が12月下旬に起こったことはわかっています。ところが、ホームビデオの日付が年が明けた翌年の正月になっているのです。
この不気味な日付の前後をクリフハンガーにして、パート2に続きます。うまいです。もう続きが見たくてたまりません。公開されているサムネイルには真っ赤の着物を着た女の子の画像が。お正月の晴れ着を着たようなサムネイルが興味に拍車をかけます。
パート2まもなく解禁。パート3は7月初旬。いやあ楽しみですね。「溶怪」「MEMORIY」ぜひ御覧ください。戦慄鳥肌間違いなし。
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