BSシネマ録画を見ました。ジョン・グリシャム原作のサスペンス。おもしろいのは間違いない。古くささは如何に。
結論
トム・クルーズの周りを固める女優陣男優陣が素晴らしい。トムはこのときから体を張って走りに走ってがんばってます。
概要・あらすじ
『ザ・ファーム 法律事務所』(ザファームほうりつじむしょ、The Firm)は、1993年のアメリカ合衆国のスリラーサスペンス映画。監督はシドニー・ポラック、出演はトム・クルーズ、ジーン・トリプルホーン、ジーン・ハックマンなど。ジョン・グリシャム著の小説『法律事務所(英語版)』(日本語版は小学館刊行、白石朗訳)を映画化した作品である。
wikiより引用
主人公はハーバード大学をトップクラスの成績で卒業し、全米各地の大手法律事務所から引く手あまたのミッチ・マクディーア(クルーズ)。幼稚園勤めの妻アビー(ジーン・トリプルホーン)とのバラ色の未来を思い描くミッチが最終的に選んだのは、ニューヨークでもシカゴでもなく、テネシー州メンフィスの法律事務所だった。他の事務所をはるかにしのぐ破格の雇用条件に目がくらんだからだ。アビーとともに新天地メンフィスに引っ越したミッチは、上司エイバリー(ジーン・ハックマン)のもとで激務をこなしていくが、同僚の弁護士2人が事故死したことに疑念を抱き、事務所に隠された恐ろしい真実を知ることに……。
ネットより引用
感想
主人公ミッチ(トム・クルーズ)の妻アビー役のジーン・トリプルホーンが非常に魅力的です。小学校の教師として働く彼女は、自分の意見をはっきりもち主張できる自立した女です。
彼女の車はおんぼろですが、見栄でなく実質を重視した生き方がうかがい知れます。
そんな彼女が夫のために身を賭して戦うクライマックスにぞくぞくしました。
美しいアビーに近寄るミッチの上司(ジーン・ハックマン)に逆にハニートラップをかける勇気。
悪に染まっているジーン・ハックマンがラストでジェントルマンになってしまうのは「おいおい」というところですが、名優ジーン・ハックマンをただの女たらしで終わらせたくなかったのでしょうか。
この映画で魅力的なのが、ホリー・ハンター扮する探偵の秘書タミー。ど派手な衣装に赤いパーマヘア、いつも長いタバコを吸っています。法律事務所の悪事をあばくチームの一員として活躍します。
もう一人。法律事務所の画策でミッチはケイマン諸島でハニートラップをしかけられ、まんまとはまります。この海辺の女性が大変美しくセクシーです。役名すらないこの役を演ずるのはカリーナ・ロンバート。タヒチ出身のエキゾチックさに惹かれます。
この魅力的な女性達と法律事務所に関わる男性の名優達の中で、若きトム・クルーズはやはり猛ダッシュで走っています。殺し屋に追われ、エスカレーター飛び移りからのビルの一室での天上の配管を握っての空中懸垂保持など超ハラハラドキドキのサスペンスフル作品です。
映画全体の色味が、ハリウッド的な明るさがありますが、古くささはなく、十分に楽しめる一作となっています。見ただけでマフィアと分かる二人など、超怖いですよ。とにかくこの映画は脇役が素晴らしいですね。ぜひ御覧ください。
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