NK-BS早朝の「クラシック倶楽部」を聴きました。充実のカルテットによるベートーベン中期の名作の演奏。すばらしいです。花粉症めちゃひどいです。
結論
この大曲難曲を完全に手中に収めた演奏は、安心して聴け、充実した幸せな読後感に満ちています。
感想
何百回と弾いたというこの作品への理解は充実の演奏で証明されます。
特にチェロのつやのある音、安心の第1バイオリン、しっかりと音が響いてくるビオラがすばらしい。
以前県内の唯一のプロオケのメンバーによる演奏を聴きましたが、相当難しそうに聞こえました。しかし、エクセルシオにそれは皆無で、やすやすとこの巨大で難しい曲を弾きこなしていきます。
4人の信頼関係と練習、そして幾多の本番演奏に裏打ちされた演奏であることがよくわかります。
クァルテット・エクセルシオ
クァルテット・エクセルシオ(Quartet Excelsior)は、1994年に結成された日本の弦楽四重奏団です。愛称は「エク」で、年間約80公演を行う常設の団体として日本を代表しています。
桐朋学園の同級生だった西野ゆか(ヴァイオリン)、吉田有紀子(ヴィオラ)、大友肇(チェロ)が中心となり、1994年に結成されました。2001年には定期演奏会と「ラボ・エクセルシオ」シリーズを開始しています。
クァルテット・エクセルシオは、アウトリーチ、現代曲、定期演奏会を柱に、弦楽四重奏の楽しさを広く知ってもらうために演奏活動を展開しています。2016年のドイツデビューでは「繊細優美な金銀細工のよう」と称賛され、2021年12月には日本人団体として初めてベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲録音を完結させました。
生成AI
生成AIうまくまとめてくれてます。年間80公演となると、4日に1回の演奏です。すごいとしかいえませんね。長崎にも来てくれないでしょうか?
受賞歴を追加しておきます。
第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール(イタリア)最高位など、他の日本の団体の追随を許さぬコンクール受賞歴をもつ。
wikiより引用
ラズモフスキー第1番
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 作品59-1(げんがくしじゅうそうきょく だい7ばん ヘちょうちょう さくひん59-1)は、 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1806年に作曲した弦楽四重奏曲。ベートーヴェンはロシアのウィーン大使だったアンドレイ・ラズモフスキー伯爵から弦楽四重奏曲の依頼を受けた。そのようにして作曲された3曲の弦楽四重奏曲はラズモフスキー伯爵に献呈されたため、ラズモフスキー四重奏曲という名前で親しまれるようになった。これはその1曲目に当たるのでラズモフスキー第1番と呼ばれる。
作品59は、初期の作品18以来5年ぶりの作曲であり、先輩のハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェン自身の初期の弦楽四重奏曲とは一線を隔し、規模、構成、各楽器の表現などが充実している。特にこの第7番は一番規模が大きいものとなっており、全楽章がソナタ形式で書かれている。
だが初演当時は上記の点が理解されず、特に第2楽章については「悪い冗談だ」という声まで上がったという。
wikiより引用
革新的な作品はいつも初めは理解されないものですね。
初期の作品18の6曲とこの曲とでは、かなりのブレークスルーがあります。アマチュア弦楽四重奏団ではなかなか手が出せない曲です。
名曲の名演奏を聴くと、実に幸せになれますね。それにしても花粉がひどいです。匂いはマヒしてます。音楽好きとしては耳の病気には注意したいものです。音楽が聴けなくなったら生きていけませんから。
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