オリバー・ストーン監督作品「スノーデン」オバマ政権下の監視社会を描く 

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samon
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ウィークデイの午後1時から毎日映画放送されているNHK-BSの「BSシネマ」。毎日録画して、面白そうな作品を鑑賞することにしました。ヘップバーンの「シャレード」よかった!今回はオリバー・ストーンの「スノーデン」を取り上げます。

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結論

スリラーとして成立しながら、オバマ政権の影の部分を明らかにするなど、考えさせられることの多い良作。オススメ!

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概要・あらすじ

2016年公開の映画『スノーデン』は、オリバー・ストーン監督による伝記・ポリティカル・スリラー映画です。

この映画は、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデンの実話を基にしています。スノーデンが告発に至った動機や葛藤、公表を阻止しようとする米英政府の圧力の様子などを描いています。

主人公スノーデンを演じるのはジョセフ・ゴードン=レヴィットで、本人と瓜二つの風貌、声色、仕種をマスターして熱演しています。恋人リンゼイ役はシャイリーン・ウッドリーです。

生成AI
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感想

スノーデンがマスコミに機密を暴露する現在を軸として、折々に過去に遡るドラマ構成で、分かりやすくなっています。

映画のエンドロールの初めに、スノーデン本人の映像が使われます。本人と今回演じたジョセフ・ゴードン=レビットは驚くほどよく似ています。

CIAの訓練所「ザ・ヒル」で教官の一人をニコラス・ケイジが演じており「おっ」と思わせますが、核心部分にあまり関連しない心の師的な役所です。カメオ的ですね。

フランス・ドイツ・米国の合作映画ですが。これは、当初資金を出す米国企業がなく、その後フランスとドイツが資金供給をおこなったからです。日本にも資金提供依頼があったようですが、日本の映画会社は出さなかったようです。映画界においても日本の米国追従が臭いますね。

オバマ大統領当選を、リベラルの恋人リンゼイは喜んで受け入れますが、スノーデンは主義主張を明確にせずあいまいです。リベラルでないことは分かります。

オバマは日本人にとっては、広島訪問での被爆者との抱擁などの報道から、平和主義の好ましい大統領に見えていたわけですが、この映画を見ると他の面も見えてきます。

現在のイスラエルとハマスの問題でも報道は一面的であり、偏った面があることをわすれないようにしたいものです。youtubeでそこに風穴を開けようとしている飯山陽氏は貴重だと思います。

オリバー・ストーン

監督のオリバー・ストーンの生成AI結果はあまりに概略的でおもしろくなかったので、wikiの記述から引用してみます。

1967年からアメリカ合衆国陸軍に従軍し、ベトナム戦争を経験。空挺部隊に所属し、LRRPと呼ばれる偵察隊に加わっていた。この任務は特殊部隊的な側面を持ち、死傷率がもっとも高かった部隊のひとつである。

『プラトーン』は、自身のベトナム戦争での体験がベースになっていると言われ、戦争という異常な状況下で人間はいかに醜く残酷になるか、そしていかに戦争が非人道的なものであるかを痛烈に訴えている。これらの作品についてはアメリカ国内では賛否が大きく、特にオリバー・ストーンと同じ世代ではその傾向が顕著である。

wikiより引用

「プラトーン」の賛否については興味がありますが、各サイトをまとめた生成AIの文章でもよくわかりませんでした。いつか見直してみたい映画です。

日本への来日の際、オリヴァー・ストーンは広島市長崎市沖縄県を訪れ、原爆資料館や米軍基地反対の沖縄住民の元を訪れた。沖縄ではジャーナリストのジョン・ミッチェルが同行した。

2017年、米国家安全保障局盗聴を告発したエドワード・スノーデンを描いた映画『スノーデン』が公開された際、「日本や韓国、北大西洋条約機構(NATO)などアメリカの同盟国と言われる国々は、僕は現実には同盟国ではなく “アメリカに人質を取られた国” だと思っている」と語った[6]

同上

本作の公開直前に監督は来日し、インタビューを残しています。その中で、監督はスノーデン自身と9回会って直接話したそうです。

映画の中で日本の通信網を支配し、送電網やダム、交通機関などインフラ施設をコントロールする『スリーパー・プログラム』を仕掛けていたという本人の告白場面があります。日本列島の南から順に街全体の灯が消えていき、すべて真っ暗になる映像に、『日本が同盟国でなくなる日が来たら、”消灯”』するという恐ろしい場面です。

僕は、彼が語ったことはすべて真実だと考えている。NSAは当初、すべてを監視したいと日本政府に申し入れたが、日本政府は拒絶したという。しかしそれでもかまわず盗聴・監視し、民間の様々なネットワークにプログラムを仕込んでいた、と彼は語っていた。

ネットから引用

よその国のことではありません。我が日本のことです。戦争に負けた日本が、米国から押しつけられた憲法、基地そして上記のようなプログラムは今も生きています。

国が自国を守るために有する自衛権すら剥奪されたままです。完全なる独立国家には至っていないのではないかと思います。

戦後平和教育で育った私は「憲法9条」を平和を希求するすばらしいものと教えられてきましたが、今は疑問に思っています。

samon
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BSシネマは、いわゆる民放の金曜ロードショーなどの作品選択と全く異なる、地味でも良質の作品が放映されるように思います。BSシネマ鑑賞。しばらくつづけてみることにしましょう。

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