オーディオいじり アナログプレーヤーLINN AXISターンテーブルの導入 苦労の先に喜びあり その音のすばらしさといったら

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samon
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結論

オーディオいじりはやっぱり楽しいのだ。苦労の後に幸せあり。LINNのアナログプレーヤーの音に感動し、お気に入りのレコードを次々に聴き直す。

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LINN AXISターンテーブル

ネットで検索しても、この機器の概要説明などはなかなか見つかりません。1980年代に発売された、LP12の廉価版ターンテーブルですが、利幅がなかったようで発売期間短くして消えたようです。ゆえに中古のタマもあまりないようです。つまり貴重な品。

重要なターンテーブル駆動部分はほぼLP12と同等とのこと。トーンアームはAKITOという名アームではなく、前モデルのBASIK PLUSですらなく、そのさらに前モデルのBASIK LV-Xが乗っていました。カートリッジはなく、シェルリードもありませんでした。

BASIK LV-Xの仕様はスタテックバランス型 全長:284mm 実行長:229mm オーバー・ハング:18mm 針圧範囲:0〜3g アームベース穴:30mm カートリッジ自重:2〜10gとのこと。

調べていると、BASIK PLUSとBASIK LV-Xの違いは、後者はヘッドシェルが着脱できることだけのようです。固定式のPLUSよりいいやん。ちょっとうれしくなりました。着脱は六角レンチでおこないます。

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インストール

シェルの着脱ができると知らずに、初めはアームにシェルを付けたまま、シェルリードを付けようとしました。これがとんでもなく難しい。何度も失敗します。ヘッドシェルを外すことができると、手元で作業できるので格段に楽になります。

新しいシェルリードは端子の隙間が狭く、これを精密ドライバーの先で少しずつ広げては差し込んでみるというのをくり返していきます。非常に苦労しました。

やっとシェルリードがシェルに付いたと思ったら、このモデルはシェルの長さが短いため、カートリッジを取り付けるとシェルリードが長くて非常に窮屈です。長いシェルリードをぐいんと折り曲げてカートリッジとつなぎます。

やっと完成して、音出しをしてみると左チェンネルが音が出ません。原因究明のために再びシェルからカートリッジを外して見てみると、白のシェルリードが断線していました。

その後何度もトライしますが、青線も断線してしまいます。「はー」大きなため息。

ここで負けてはならじと、がんばります。えらい。

何とかシェルリードを取つけ、いざ音出しです。はたしてその音は。

LINN AXISの音

こんどは無事両チャンネルから音が出ました。ホッとします。

ベートーベンの弦楽四重奏を聴きました。なかなかに太い音でなっています。同じレコードをもう1台のプレーヤー「DENON DP60」で聴きます。こちらのカートリッジはDENON DL305です。

カートリッジが違うので、純粋にプレーヤーの比較にはなりませんが、最初の印象はDL305の方が「音がきれいかな」という感じ。

何枚かいろいろなレコードをLINNで鳴らしていきました。すると驚くことに各段に良くなっていくのです。途中針圧高めにしていたのをDL103標準の2.5gにしてそのせいかどうかわかりませんが、これまで聞こえていなかった音が聞こえてくるのです。

これはかなりうれしくなって、お気に入りのレコードを次々に聴いていきました。10㏄の「びっくり電話」、YESの「こわれもの」・・・。「こわれもの」1曲目の「ラウンドアバウト」冒頭のスティーヴ・ハウのギター、フラジオレットの音が部屋中に響き渡ります。えーこのレコードってこんなにいい音だったんだ!

マイルス・デイヴィスの「ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド」から「タイム・アフター・タイム」。ホールに響き渡るパーカッション、マイルスのミュート音とミュート無しの音の違いの美しさ。こりゃCDなんか比ではありません。もうCD聴かなくなるかもなあ。LINNのターンテーブルすごいです。

samon
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苦労しただけあって、そのすばらしい音の幸せが何倍にも感じるようでした。こりゃ音楽を聴く楽しみ、オーディオをいじる楽しみがぐんぐん広がる予感です。買ってよかったー。

コメント

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