「BLUE GIANT」コミックで描くジャズ

JAZZ
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漫画本はあまり読まないのですが、時折図書館で借りてます。図書館は良質のコミックがそろっているのですが、なかなか続けて借りられないのが難点。2巻まで読んで、3巻を借りようと思ったら誰かが借りているなどということは多いです。「弱虫ペダル」はどこまで読んだか分からなくなってやめてしまいました。

そんな中、今借りてるのは石塚真一著「BLUE GIANT」です。4巻まで読了しました。

ジャズに心を打たれた高校生の宮本 大(だい)は、家族を支えて懸命に働く兄が月賦で買ってくれたテナーサックスを、広瀬川の河原で夏の酷暑の日も、凍るような冬の日もひたすら吹き続けます。やがて彼に関わる様々な人たちとの出会いの中で、腕を上げていきます。

彼のもつ非凡な才能に気づき、果たせなかった自分の夢を託すように鍛える由井。由井は、大がジャズの高音で燃える青色の巨星(BLUE GIANT)になると信じ、鍛えに鍛えます。

samon
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音が出せないコミックという表現形態で、ジャズの熱量をどれだけ出せるか。大変難しい事にチャレンジしていると思います。

具体的には、演奏場面では「ババーババババ」のように擬音が文字で力強く表現されます。その演奏のすごさは、周りの聴衆の表情で読む人には伝わるように思えます。驚きから笑顔へ、聴衆の描き方で、音は聞こえずとも、読む人の脳内に彼の音が再現されます。

むろん、主人公「大」自身の表情や額の汗もそれを助ける働きをしています。

samon
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4巻では、大はいよいよ東京に出てきます。東京の大学に進学した親友の部屋に転がり込みながら、東京の家賃の高さなどに驚きつつ、バイトを始め東京生活が始まります。「世界1のジャズプレーヤーになる」という明確な目標をもった大の東京での格闘には暗さが感じられません。これもまた才能なのかな。しばらく読みすすめていきたいと思います。皆さんもよかったら読んでみてください。

青色の巨星

コメント

  1. 元クライマー より:

    ブルージャイアント、熱いですね。私はFMでサントラの一部を聴いて、上原ひろみにハマりました。以前図書館でCDを借りたときはピンと来なくて、リッピングしたまま放置していたのですが・・・。今はほぼ毎日聞いています。削除しなくてよかったです。

  2. samon0814 より:

    クライマーさんコメントありがとうございます。私も上原ひろみ大好きです。特にチック・コリアとのコラボはよく聴きます。コミックの「ブルージャイアント」が映画化され、とてもすばらしい出来とのことで、こちらも観に行きたいです。

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