2月3日節分です。夕方自宅から、近くのスーパーまで歩いて行くのが日課です。途中にあるおうちの紅梅が咲いていました。暦の上での季節は春になりますが、寒風吹く毎日です。しかし、梅の花が咲いているのを見ると、春は近いと感じさせてくれます。
スーパーの総菜コーナーでは、一角が「恵方巻き」で埋まっています。1本もらうことにしました。
恵方巻きは、今年は北北西を向いて食べると良いそうです。この吉なる方角ですが、実は4つしかありません。
西暦の下一桁によって恵方を知ることもできます。
allabout20thより引用
西暦の下一桁が0・5……西南西(正しくは西南西微西)
西暦の下一桁が1・3・6・8……南南東(正しくは南南東微南)
西暦の下一桁が2・7……北北西(正しくは北北西微北)
西暦の下一桁が4・9……東北東(正しくは東北東微東)
南南西の確率は他の2倍なのですね。さて、私は北北西を向いて食べたかしら・・・。
スーパーの恵方巻きの反対側には「いわし」のお総菜が一杯並んでしました。むろん、普段はこんな事はありません。これまた、風習ですね。
いわしはDHA・カルシウムなどを豊富に含む栄養価が高い魚です。昔は現在よりも多くのいわしが取れ、庶民の健康管理に一役買っていたと考えられます。また、いわしは、陸にあげるとすぐに弱ってしまうことや、貴族が食べるものではない卑しい魚であるということから、語源は「弱し(よわし)」や「卑し(いやし)」といわれています。さらにいわしは臭いが強い魚です。節分に弱く、卑しく、臭いの強いいわしを食べると、体内の「陰の気を消す」という意味があるといわれています。2月3日は旧暦の大晦日で、寒い時期に無病息災の儀式として栄養価の高いいわしを食べることが定着したと考えられています。
オマツリジャパンより引用
「柊鰯(ひいらぎいわし)」といって、節分の際、焼いたいわしの頭にヒイラギの枝を指したものを玄関に飾る風習があるのですね。「鰯」は上記の理由で、「柊」はそのとがった葉で、鬼の目を突くといわれています。スーパーから自宅までの家々の玄関には、残念ながら「柊鰯」はひとつも飾ってはありませんでした。
その代わりに、ある家の庭には「白梅」が咲いていました。明日は「立春」。春ももうすぐです。
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