昨日「U-NEXT」1ヶ月トライアルに登録しました。年末年始を映画やドラマで賑わそうという趣向だ。お目当てのドラマがある。HBO作品で、「チェルノブイリ」「ラヴクラフト・カントリー」「レイズド・バイ・ウルブス」である。今日は、「ラヴクラフト・カントリー」第1話を観た。以前にアマゾンで第1話のみ観ていた。今回、全話視聴のためにもう一度最初から観ようと考えた。こりゃもう最高の第1話なのである。冒頭エンストしたバスから降りた主人公ティックは、緊急搬送のトラックに乗らずあるいは乗せてもらえず、徒歩でシカゴを目指す。黒人差別は仄めかされる程度だが、冒頭を重たくしたくなかったのかも知れない。ティックと黒人婦人の足取りは割に軽く、会話も軽妙だ。シカゴの黒人たちの表現はすてきで、家族を大切に生きている伯父夫婦が丁寧に描かれる。お祭りのライブシーンは最高で、もう一人の主人公レティは姉とのデュエットで華麗に登場する。姉とは肌の色が全然違い、深読みしそうになるがここは流そう。ティックは朝鮮戦争の韓国から、父親の失踪のために急遽戻ってきており、韓国に訳ありの人物を残してきたことも示される。父親の失踪が、ティックの家のルーツと関係しており、父を探す「恐怖の旅路」へと足を踏み出すのだ。後半は怒濤の展開で、是非とも観てもらいたい超オススメのドラマだ。ラヴクラフトモンスターは千の眼の「ショゴス」様の怪物登場。しかし、原形質物質でなく、足があり疾走する。怖い。