ブレードランナーの結末

Movie
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夕食時、地デジチャンネルを様々変えるも、見る物なしでした。BSに変えてみると、BS日テレで「ブレードランナー ファイナルカット」をやっていた。私が見始めたのはデッカードとプリスの対決あたりからであった。様々な装飾のされた建物の中は暗く、外からのサートライトがせわしなく動き回る。画像は非常に鮮明である。思わず、映画の中に引き込まれてしまう。もう、何度見たかわからないそんな作品なのに。プリスの太股に挟まれ、鼻の穴に指を入れて引きずられ、デッカードはさんざんだが、赤い電飾2個が光るブラスターの弾丸はプリスの腹に命中。プリスは機械的なじたばたを繰り返し、さらなるブラスターで息絶える。その後登ってきたロイ・バディとの対決はご存知の通り。「オリオン座の燃える宇宙船。タンホイザー・ゲートのオーロラ」ロイ・バディの辞世はいつ聴いても美しい。「時は来た」そう語って、うつむくバディの銀髪をしたたり落ちる酸性雨が美しい。ロイ・バディの背後の電飾は「TDK」だ。TDKのカセットテープは昔よく使ったものだ。東京電気化学工業株式会社でTDKだ。ちなみに、現在もTDKは会社として存在するんだね。さて、映画はこのあとひどいことが起こった。アパートにもどったデッカードは、眠っているレイチェルを起こし、「俺と一緒に行くか」と誘う。「行く」という返事をするレイチェル。なんと、そこで放送は終わってしまったのだ。次の番組が始まってしまう。恐ろしいことをする。初めて「ブレードランナー」を観る者へのとんでもない裏切り行為である。もはや、地デジもBSもNHK以外はろくなものではないという気がする。

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