わが家は隣の家と隣接しています。わが家の木の枝が隣のお宅まで伸びて、真っ赤な実を落としてしまいそうである。家人から枝を切るように頼まれ、のこぎりで切ることにした。低い枝は脚立に乗ると、手元の下になって、のこぎりを枝の上から入れることができる。すると、4/5ほど切ると、枝の自重で折れて落ちてくれる。「おお楽じゃん」と次の枝に取りかかる。次の枝は自分の頭よりよほど高くなり、枝の横からのこぎりを入れることになる。すると、途中でのこぎりが動かなくなる。やはり枝の自重で切っている部分が締まって隙間が無くなるからだ。そこで、枝を腕で持ち上げながらのこぎりを入れることになる。これが大変なのである。終わったときには肩で息するようになっている。これすべて、引力(重力)のもたらすところだ。ハインラインの「夏への扉」の中に、コールドスリープして目覚めた主人公が、目覚めた2000年(もう21年も前か!)には、重力をある程度コントロールできるようになっており、物流に利用するシーンが出てくる。すなわち、運ぶ物を重力コントロールである程度まで引っ張り上げ、次に滑り台を滑らせるように目的地まで落としていくというシステムだ。2021年の現在そんなものは全然実現していない。なんの話?酒の飲み過ぎか。
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