ウルチメイトコレクション

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昼間は大変に暑いのですが、日が落ちると涼しい風が吹いてきます。音楽を聴くのが楽しくなる季節。久し振りにアンプの電源を入れると、これまた久し振りに鬼束ちひろの最高傑作と思っている「ウルチメイトコレクション」をプレーヤーにのせた。「流星群」のピアノのイントロでその世界に引き込まれていく。このベストアルバムの頃の彼女の声は最高である。彼女がこの最高潮の頃ラジオ番組でカーペンターズの曲を歌ったが、非常に素晴らしかった。カレン・カーペンターの歌は非常に難しいと言っていたのは、竹内まりあだが、鬼束の歌唱のすばらしさの証明である。その後の様々な出来事で、鬼束の声は最悪のものになっていく。しかし、音楽への情熱はとどまることなく復活を遂げるのだが、その声質だけは最盛期のそれには戻ることはなかったと思う。その後に発表していく曲の、世界観や歌詞は見事に鬼束節であるのだが、その声だけはこの「ウルチメイトコレクション」を越えることはないだろう。アルバムの最後の曲「Sign」が流れてきた。「今夜君の部屋の窓に星屑をふらせて音をたてるよ」「喜びよりも悲しみよりもただ君のことを考えているよ」「今夜君のもとへ」愛の告白をしに彼女のもとへ行く少年の胸の高鳴りが万人に響く最高のサビである。このアルバムをもって明日は少し遠出のドライブにでも行こうか。

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