東京クワルテットの演奏するドビュッシーの「弦楽四重奏曲」を聴きました。ファーストバイオリンが原田幸一郎氏でなく、外人だが他の3人は日本人。たいへん美しい演奏であった。思わず「うまいなあ」とつぶやいてしまう。原田氏がいたころのアナログディスクも聴いたことがあるが、水墨画というか霧に煙るような和なニュアンスを感じたように思ったが、今回のCDでは少し違う。とても明快な音のたたずまいである。どちらも素晴らしい。かなり昔に、原田幸一郎氏に公開レッスンを受けたことがある。アマチュアカルテットの私たちにとって、よき思い出だ。アマチュアカルテットであっても、時折プロの方のレッスンをいただくことはとても大切だと思う。新しい知見、音楽性、練習法に出会えるからだ。我らのカルテットも11月に在京のプロのバイオリニストにレッスンをしてもらう予定である。大変楽しみだ。
コメント