プロコフィエフのディスクが北海道より到着しました。「Yefim Bronfman plays Prokofiev」という5枚組のボックスセットだ。ブロンフマンがピアノを弾く、協奏曲とソナタの全集である。ディスク1には、協奏曲の1番から3番までが詰め込まれている。オケはズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルだ。この演奏からは、楽譜にあるピアノの音をオーケストラ楽器に埋もれることなく全部聴かせてやる、とでもいうような気合いを感じてしまうそんな演奏・録音である。かといって、オケが弱いと言うことで無く、しっかりとした明確な音で主張する。特に低音打楽器の音は部屋を揺さぶる迫力だ。それにしてもブロンフマンのピアノの叙情性と機械性の融合が驚愕の演奏である。3番は、アルゲリッチやキーシンを聴いたが、この演奏が最も印象的である。ああ、買って良かった。ソナタも楽しみである。
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