「小曽根真×富士山」を少し聴きました(NHK-BS「クラシック倶楽部」)。富士山が真正面に見えるバンケットで、ジャズピアニストの小曽根氏が、クラシックのピアノ曲を自分でアレンジして演奏する。初めはショパンのマズルカ。ああ、聞き覚えのある旋律が。しかし、自由にアレンジされて、もうジャズのインプロビゼーションになる。次はスカルラッティ。冒頭と終わりにスカルラッティらしい速い旋律が出るが、中間部はジャズである。私はジャズも良く聴くので、あまり違和感なく聴けたが、この番組の視聴者、たぶんごりごりのクラシック愛好家にはどう聞こえたろうか。この後、バッハ、モーツアルト、ラベルと演奏される。バッハは以前からジャズとの親和性が高かった。ラベルも例えば、ピアノ協奏曲には明らかにジャズが取り入れられているので、大丈夫そうだ。モーツアルトはどうだろうか。小曽根氏は亜インタビューの中で「モーツアルトは、楽譜の中から、どうぞ自由に遊んでくださいと言ってくれる」と語っていた。うむ、楽しみだ。それにしても富士山はどう活躍する?ジャズとクラシックをどう仲立ちするかな。
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