からたちの花

Spotifyで「This　is　井上陽水」を聴いています。「夏の終わりのハーモニー」に始まり、多くの曲が２０１８年のリマスターと記されてる。それにしてもよくぞこれだけの名作を次から次にと生み出してきた揚水の天才性はだれも否定できないだろう。アルバム「氷の世界」から「帰れない二人」が流れてきた。忌野清志郎と揚水の共作の名品である。アルバム「９．５カラット」から「TRANSIT」が密やかに聞こえてきた。このアルバムは良く聴いた。しっとりした大人のアルバムである。このアルバムに「からたちの花」という曲がある。「昭和」と笑われるかも知れぬが、この曲の雰囲気が日本を代表するとも思えるのだ。テレビドラマでは、ヒーローやエリートばかりが描かれる。世界にはそうでない人たちが大多数なのだ。この曲はそんな多くの人々の世界を描いている。ぜひ、聞いて欲しい。