佐藤晴真のチェロ演奏を聴きました。NHK-BSの朝の番組「クラシック倶楽部」である。弦楽器のリサイタルなどを中心に、録画して楽しんでいる。なにせ5時半からなので、リアル視聴は難しいのだ。さて、若手の佐藤が演奏するのは、バッハの無伴奏1番と黛敏郎のBUNRAKU、最後はブリテンのチェロソナタだ。どれも素晴らしく、一気に観てしまった。バッハではテンポ設定の妙とバロックならではの付加された装飾がかっこいい。BUNRAKUはチェロ界ではやっているらしい。人形浄瑠璃を無伴奏のチェロで表現する。両手を使ったピッチカートは初めて見た。ブリテンの曲は、ロストロポービチの委嘱作品。戦争を表現する5楽章のソナタだ。難解だが、短い各楽章の変化は飽きさせず聴かせてくれる。若手だが重厚な演奏にとても惹かれた。
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