第2バイオリン事件

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専門雑誌というものは、あらゆるものがあります。弦楽器の専門誌というのもあって、以前は「ストリング」という堅い感じのカラーが少なめのものがあったが、最近はあまり見かけず、代わりにふんだんにカラーページを使った、せきれい社の「サラサーテ」を見かける。表紙を漫画のキャラが飾っている号があり、開くと巻頭が「ボウイング」という漫画の特集になっている。挫折した天才少女バイオリニストが、田舎に転校してそこで破天荒な音楽の天才少年に出会うというようなストーリーだ。この巻頭特集につられて買ってしまった。この雑誌には巻末に弦楽四重奏等の楽譜が掲載してあり、これを仲間と演奏するのは楽しみの一つだ。本号はベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の有名な第2楽章の弦楽四重奏編曲である。ところが、珍しいことに第1バイオリンと第2バイオリンが同じ楽譜になっており、演奏できない。重大なミスだが、調べてみると、ネット上で第2バイオリンの楽譜がダウンロードできるようになっていた。インターネットとはかくも便利なものである。明日は久し振りに弦楽四重奏のメンバーとの練習である。さっそく悲愴第2楽章「アダージョカンタービレ」遊んでみたい。

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