映画を2本観ました。映画の日。「屍人荘の殺人」は、浜辺美波のかわいらしさと福本莉子の潔さだけの映画。脚本が「トリック」の蒔田光治氏なので、そんなノリの会話。トリックシリーズの池田鉄洋(ズラ刑事の相棒)も出演。もう1本は、リュック・ベッソン監督作品「ANNA(アナ)」。けれんみと痛快さで見せる映画だが、時間が進んでは戻って、その裏を見せるというところが新しいかも。だから時間が戻るたびにどんでん返しという感じだ。主演は、ロシア生まれ、身長178cmで13歳でランウエイを歩いたというスーパーモデル、サッシャ・ルス。抜群のプロポーションに、透明な碧眼が美しく、少しうけぐちという魅力的な姿で、濡れ場も何度かあるが、不思議にあまりセクシーさを感じない。ボディ・ダブルのアクションはすばらしいのだが、この技術を磨いたのはいつなのか?炭次郎が強いのは素質の上に、あの激しい修行があったことで説得力があるわけだが、ANNAではそこがすっとんでいるのが残念。ラスト近く、KGB本部からの脱出シーンは、「レオン」のラストを彷彿とさせる。結末は全然違うけどね。ANNAを巻き込みながら、KGB長官にまでのし上がっていくヘレン・ミレンの演技が作品を引き締めているのは間違いない。それにしても、男たちはこの2人の女にまんまとしてやられる、やはり女性の時代です。
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