生きているだけで

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1月8日、鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏を聴きました。バッハプログラム。管弦楽組曲の4番、3番。ブランデンブルグ協奏曲5番。オーボエとバイオリンのための協奏曲という魅力的なプログラムだ。サウンドが何とも心地いい。古楽器の音色の優しさ、フラウトトラベルソ(フルートの原型)はもごもごしているが、そこがいい。見事に全体に混じり合う。オーボエとトランペットは各3人もいるのだが、3・2・2・1・1計9人の弦楽器と絶妙のバランスである。すなわちうるさくないのだ。一番に感じたことは、バッハの音楽が躍動感にあふれているということだ。人間の生の喜びとでも言おうか。特に弦楽器にはそれが顕著に感じられる。生きていることを手放しで喜んでいるような、それは聴く者を同じ境地に誘い、わくわくし興奮させられる。車の中のラジオでBIGINのこんな歌詞が流れていた。「人生生きているだけでまるもうけ」それはバッハの音楽と重なる。とんでもない感染症の中だが、生を大切にしよう。生きていることがまず大事だ。

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