横山秀夫原作「ノースライト」ドラマ前後編を観ました。以前原作を途中まで読んでいた。残念ながら読み終えることが出来なかったので、ドラマを興味深く見た。キャストはよい。西島秀俊、北村一輝、宮沢りえ。ノースライトの家、ブルーノ・タウトのいす、消えた家族。とても引き込まれる冒頭だ。
一貫したテーマが、わが子への思いというものだろうか。父の青瀬への、吉野の父の吉野への、岡嶋の息子への、そして青瀬は娘への。あまりできていない自分を思ってしまう。子どもはすぐに大きくなり、何かしてやれる時期は割に短い。何もしてやれなかったなあ。今もしてやれてないなあ。何が出来るんだろうか。そんなことを考えるきっかけとなるドラマだ。息子のために、たった1匹の九官鳥を探して、山の中を何日も探し回れるか?それはすごいことだ。同じ事はできないけれど、自分に出来ることを探すべきなんだろう。
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