3冊読了

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今回のソロキャン中に、かなり読書が進みました。ソロキャンは、火をおこして、その晩をしながら、食って飲んで、それが終われば寝るしか無い。今回読書が出来たのは、火のコントロールが少しうまくなって、ゆとりが出来たからかも知れない。読了が3冊。①宮部みゆき著「本所深川ふしぎ草紙」、②三宅乱丈著「イムリ」第1巻、③吾嬬竜孝著「鉄腕アダム」第2巻の3冊。②③は友人から借りた漫画だ。個の2冊は作画とストーリーが対照的なのだが、どちらにも引かれた。少女漫画のような絵に、魔法のような術を絡めたファンタジーの「イムリ」に対し、シャープな細い線と緻密な作画で非常に科学的考証の上にある「アダム」。しかし、どちらもごりごりのSFであるところが男心をそそる。宮部みゆきは「きたきた捕物帖」でそのうまさに感心したことを以前書いたが、1991年初版のこの「ふしぎ草紙」から、もううまいので舌を巻く。中でも冒頭の「片葉の芦」の苦いすれ違いは心に刺さる名品だ。今後も漫画の②作品の続巻、宮部みゆきの時代物を追ってみよう。宮部は、本書で活躍した、回向院の茂七が活躍する「初ものがたり」かな。

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