2声と3声のインベンションとシンフォニア

Classic
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夕方「アレクサー、ラジコー」と呼びかけると、この時間のNHK-FMは「夜のプレイリスト」という番組で、ポップスやジャズやシャンソンなど様々な音楽が普通流れているのですが、なんとバッハのピアノ曲でした。グレン・グールドの「フランス組曲」である。夕食前のこの時間のバッハは、何か新鮮である。思わず食事の準備もとんとん進む。たって、味噌汁作るだけですが。夕食後はそれから連続して、レコード棚のバッハのところを探すと、まだ聴いてないだろうレコードが出てきた。「2声と3声のインベンションとシンフォニア」である。何で聴いてないかって、このレコードはたぶん家内の全集物の1枚だからだ。おそらく誰も針を落としていない。大変きれいな盤面である。録音は古いなあ。音が時折伸びたカセットテープのようになる。ピアノの音より、グールドのうなり声(歌声?)の方がクリアに聞こえたりして。アンプが暖まってきたのか、徐々に音は安定。鍵盤楽器学習者(バッハの息子)のために書いたこの教則的な曲から、詩情を感じてしまうのは、グールドの力かしら?

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