近くの空き地で「鬼火焼き」(おんのほね とも言います)が行われました。昨年はコロナ禍のために、当地区では行われなかったと思います。
鬼火焚きとは、九州地方で古くから行われている年中行事で、どんど焼きとか左義長(さぎちょう)などとも言われている火祭りですが、青竹を円錐状に積み上げ、その根元には、しめ縄や門松などの正月飾りを一緒に燃やす正月7日の一大イベントです。
長崎観光@元タクシードライバーの長崎ガイドから引用
昨年はコロナ禍のために、当地区では行われなかったと思います。今年は行われるとのことで出かけてみました。サツマイモとお餅をアルミホイルに包んで持っていきました。鬼火焼きで焼いたお餅やいもは縁起物になるのです。14時に点火されていて、到着したときにはパンパンと竹のはぜる大きな音がして、黒い灰が舞い落ちてきました。
ちょうど書き初めの半紙が、炎の上昇気流に乗って、高く舞い上がっている様子を見ることができました。このように半紙が舞い上がると、文字が上手になると言われているそうです。
今年の当地区の鬼火焼きは一昨年とは様子が違っていました。子どもたちはたくさん集まっていたのですが、誰も竹を持っていないのです。例年ならば、長い竹の先に餅をくくりつけて、鬼火で餅をあぶってその縁起物の餅を食べるわけです。今年はそれは無いようです。もちろん、おさまらぬコロナ禍のためです。
豪快に炎を上げて燃えていた鬼火もすこし落ち着いてきました。すると、みんな炎に近づいておしりを温めるのです。こうすると健康に1年過ごせるとのこと。私もあやかろうと炎に近づいて体を温めました。
持ってきた、おいもやお餅はどうしようかな?少し迷います。でも、せっかくだからとおいもだけ熾火になってきたところに放り込みました。消防団の人にたのんで、熾火の中に入れてもらいました。ありがとう!
炎もかなり小さくなり、子どもたちや地域の人、僧衣の人も帰り始めました。気になるのはおいものこと。さっき頼んだ消防団の人が、熾火の中から掘り出してくれました。またまたありがとう!
余り寒くなく、風も無くとてもいい?「鬼火焼き」でした。このような地域の風習はずっと続いて欲しいし、参加していきたいと思います。え、おいもですか?少し堅かったので、家に帰ってオーブントースターで15分くらい焼いていただきました。もちろん、最高においしかったですよ。1年間健康に過ごせそうな気がします。
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