NHK「ClassicTV」でYoutuberのピアニストたちが、大変楽しそうに演奏するのを聞きました。中でも「かてぃん」こと角野 隼斗は先頃のショパンコンクールにもチャレンジしていたピアニストであり、そのプレイは深みもあり、やはり何より演奏することが楽しそうな様子が素晴らしかった。そのあと聴いた、「クラシック倶楽部」で演奏された小山実稚恵のモーツアルトの幻想曲では若者たちとはひと味もふた味も違う、透明感というか音楽というものの純粋な結晶体のようなものを感じてしまう。モーツアルトの書いた楽譜の再現であるのだが、その表現はたぶん彼女にしか表現できえないものであろう。それが、聴く者の胸に迫りくる。音楽とはかくも素晴らしいものだ。
コメント