
知り合いからいただいたチケットで出かけることに。あいにくの雨の日
結論
ホールを出ると雨も上がって、あー行って良かったこのコンサート楽しかった
概要
「名作には名曲あり」とよく言われるように、映画と音楽は「映像と音」と言うだけの単なる関係ではなく、欠かすことのできないかけがえのないベストパートナーといっても過言ではありません。
プログラムより
文化庁 劇場・音楽堂における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業
同上
感想
当日は朝から雨が降り続くあいにくの天気となりました。それで会場までは車で行くことに。駐車場を心配して、少し早めに浦上駅の立体駐車場に停めたところ、駅ビルに「ガスト」を発見。こちらで軽く食事をして時間調整をし、会場に向かうこととしました。いいコンサート待ちの場所です。
ブリックホールのエントランスには多くの学生さんや親子連れがいてちょっとびっくりしました。本日のコンサートは子どもたちの無料招待が2階席に用意されているのです。開演15分前ですが、まだまだ無料受付が続いているということでしょう。私は大ホールに急ぎました。
コンサートのスタートは「レイダース・マーチ」大好きな曲です。ワクワクする弦楽器の前奏に続いて旋律のトランペットの音色も柔らかくすてきです。中間部の「マリオンのテーマ」も弦の美しさを十分に聴かせてくれます。第1部は映画音楽が演奏されます。
司会のいっちゃんが登場し進行を務めます。びっくりしたのは彼は原稿なしで全部やっちゃいました。特に長崎の賛助メンバーの紹介を完全暗記しているのはすごい。
懐かしい金曜ロードショーのテーマを演奏。女性トランペット奏者が前に出てきて演奏。そうそう、この日は座席が前から2列目の中央。演奏者の顔がはっきり見えてなかなかよろしい。特に後半は歌手も登場するので、その表情もきっとよく見えることでしょう。期待です。
次の「ムーン・リバー」からはシネマナビゲーターの辻 美香氏も加わり、いろいろな映画の裏話を聞かせてくれました。ヘップバーンがデニッシュ嫌いなのに、撮り直しで何度も食べさせられた話や「ミッション」でデ・ニーロが役作りのために南米の現地に住み込んで習慣や文化を自分のものにした話など、映画にはおもしろい裏話が満載です。
「ミッション」からの「ガブリエルのオーボエ」は女性オーボエ奏者が前に出て暗譜で演奏。優しい音色で、音の始まりと終わりを大切にした演奏と感じました。
前半最後の「ハリーポッター」メドレーではバイオリンがとても細かい音の早弾きでジョン・ウィリアムズらしいシンフォニックなサウンドを構築していました。メドレーとはいえ、明確に2曲に分かれているようでしたので、途中で拍手が入ってしまいました。
休憩を挟んで後半はミージカル映画を彩る名曲としてソプラノ歌手も加えての華やかなステージとなりました。

「サウンド・オブ・ミュージック」のメインテーマと「私のお気に入り(マイ・フェイバリット・シングス)」歌うのは大村在住のソプラノ歌手村岡恵理子さんです。赤いドレスに身を包んだ村岡さんは実に伸びやかに2曲を歌い上げ、歌の力の凄さを感じさせてくれます。
普段クラシックの曲が中心の村岡さんですが、ミュージカルということで口元に小さなマイクが伸びています。慣れないマイクでの歌とご本人もおっしゃっていましたが、気にならない透き通る音色で歌い上げてくれていました。
続く「グレーテストショーマン」の「This is Me」は歌が欲しかったところですが、インスト。このパンチのある曲はクラシックの歌い手には少し難しかったのでしょうか。
「レ・ミゼラブル」より「On My Own」こちらは内 夏美さんのソプラノで歌い上げられました。エポニーヌの秘めたる恋心を感情豊かに歌い上げてくれました。歌いきった後の荒い息づかいが印象的でした。レミゼの中では私はこの歌が一番好きですね。
「オペラ座の怪人」からは「Think of Me」同じく内さん。エポニーヌの低めの太い声とクリスチーヌの透き通るようなソプラノとは声質がかなり違うので、切り替えがたいへんなことでしょう。司会のいっちゃんがおしゃべりでその時間をとってあげていました。
いっちゃんはこの曲の途中のラウルの歌の部分を自ら担当。テラス席のイスはパイプイスでしたが、歌は立派なものでした。内さんのソプラノは最後の高音まで上がっていく部分も見事でした。
最後は二人のソプラノが登場して、交互に「踊り明かそう」を歌い上げました。二人の声質の違いも味わいながら、日本語歌詞と英語歌詞も交えた飽きの来ない演出にも感心しました。

盛大な拍手へのアンコールは「マンマ・ミーア」からABBAの大ヒット曲「ダンシングクイーン」を出演者総出で楽しく演奏しコンサートの幕を閉じました。
選曲や歌とオーケストラの分担バランスが見事な楽しめるコンサートでした。招待来場の子どもたちにも音楽の楽しさがきっと伝わったのではないでしょうか。このようなコンサートを通して、楽器や歌に憧れをもち自分でもやってみるという子どもたちが増えることは大歓迎ですね。

将来の長崎の音楽振興のためにも招待制度はとてもよかったと思います。今のクラシックコンサートのチケットは高すぎます。お金持ちしか行けないですね。良い音楽を手軽な料金で聴けるようになることを希望します。

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