赤箱から1枚

Classic
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山下達郎が自分のラジオ番組で、「棚から一掴み」のCDを持ってきてかけることがあるけれど、今日は私は「赤箱から1枚」を聴きました。赤箱というのは、クラシックレーベルのドイツグラモフォンの111周年を記念したボックスセットである。55枚の名盤CDが封入されている。もう一つ黄色箱もあって、合計111枚のCDセットとなる。今日はその赤箱から、ひょいと出てきたのは、ピエール・フルニエによる無伴奏チェロ組曲の1番から3番までのCDであった。チェロのプリンスと呼ばれたフルニエの演奏は品があることで有名である。第1番のプレリュードを聴くとそれは十全に伝わってくる。しかし、聴き進めていく内にそれだけではない、情熱やはつらつさがあふれ出るすばらしい演奏であった。それはもうその人全体からにじみ出てくるものであって、全く真似はできない。ただひとつ真似できる点があるとすれば、リピート(繰り返し)のとき、1度目より少し弱く演奏して変化を持たせていることだ。

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