Spotifyで「眠れぬ夜の音楽」プレイリストを再生すると、最初にかかったのはKIRINJIの「エイリアンズ」でした。「まるでぼくらはエイリアンズ 禁断の実ほおばっては 月の裏を夢見て」夜の街をさまよう二人は、疎外感をまるで喜びにするようである。たとえ異邦人であっても、一人でなく複数形なら寂しくない。むしろ二人だけの幸福感を感じる。スティングの「イングリッシュマン イン ニューヨーク」では「Oh I’m an alien
I am legal alien」と歌われる。このエイリアンは単数形だが、疎外感というより、異邦人で有ることにむしろ胸を張っているようだ。他者との違いを怯え迎合するより、エイリアンで有ることを喜び、誇りにする道もあるんだよ。
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