生誕250年

Classic
スポンサーリンク

今年はベートーベンの生誕250年だそうです。図書館にて「音楽の友」という雑誌を見ていると、ベートーベン特集第3弾「弦楽四重奏」全16曲の解説であった。ベートーベンは3つのジャンルにおいて、生涯を通じて作曲し続けている。ピアノソナタ、交響曲、そして今回の弦楽四重奏である。私がベートーベンの弦楽四重奏と出会ったのは、学生時代に友人からジュリアード弦楽四重奏団の前期四重奏のボックスセットを譲ってもらった時であった。作品18の6曲の四重奏のLP3枚組のセットである。朝の光が差し込む部屋に、4つの弦楽器だけが置いてある、さわやかな写真が印象的なセットであった。演奏は実にストイックで、楽譜の要素を徹底的に追求したものと評判である。当時はそのような批評は知らなかったのだが、人間の汚らわしさから解き放たれたような実にすがすがしい演奏に、何度も針を落としたものである。中期はブダペスト四重奏団、後期はラサール四重奏団のレコードを持っているが、一番聴いたのはジュリアードであった。アルバンベルクSQやメジチSQのCDの全集もあるが、やっぱり一番好きで聴くのはジュリアードのこの前期なのである。久し振りに針を落としてみようかな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました