氷の世界

Spotifyにて井上陽水アルバム「氷の世界」を聴いています。昨日NHK-FMの18時くらいの番組でこのアルバムの特集をしていた。車の中で聴いていて、スーパーによろうと車を止めたとき、「はじまり」から「帰れない二人」につながる素晴らしい部分が流れたので、思わずしばらく聴き入ってしまったのだ。「はじまり」のエンディング、コーラスが半音下がって、独特の雰囲気の中、あの「帰れない二人」の切ないアコースティックギターが聞こえてくるのだ。途中のギターソロは高中正義だ。ラジオ番組では、このアルバムが日本で初めて１００万枚を突破したレコードアルバムと紹介していた。しかし、2年をかけたロングセラーの末だった。レコード会社は「アルバムは金になる」ことに気がつき、以降アルバムを発売するビジネスが広がっていったらしい。それまでは、レコードはシングルで発売するものだったわけだ。LPももちろんあっただろうが、シングルが売れて。それを中心に歌をかき集めてLPを作るという感じだったのではないだろうか。あるコンセプトのもとに、オリジナルの曲で構成された「氷の世界」はまさに画期的なアルバムだったわけだ。